◎熊にご注意！（2005/08/22）

2005/07/31 ほおのきにて（撮影：読者様）

猛暑でどんぐりなどの木の実の生育が悪かった昨年などは全国的にクマによる被害がおおかったのですが、ノリクラ一帯ではクマの出没はそれほど珍しいことではありません。画像はほおのき周辺に出没した小熊で、すでに親離れしていると思われるため、親熊による威嚇・被害は低いと考えられますが、むやみに近づかず、そーっとしておいてください。

また、乗鞍高原でも一之瀬キャンプ場の奥などは、元々クマの生育地域で、これまでに三本滝周辺などを含め、目撃情報が何件かあり、番所など乗鞍高原下部でも養蜂用のニホンミツバチの巣を狙った被害などが報告されています。

2002/08/14 大雪渓にて

クマの出没地域は山麓に限らず、大雪渓・畳平でも、野いちごなどを求めてやってくることもあり、出没情報もあります。ご覧の画像は２００２年８月１３～１４日のノリクラ雪渓カレンダー取材時のときのものです。大きさは先ほどの小熊よりも一回り大きいものです。雪解けの終わった雪渓下部周辺をうろうろしておりましたが、足取りは思ったより軽く、登山道を登ってくるスキーヤーの比ではありません。

ノリクラ周辺は山頂・山麓問わず出没するようですので、人の出入りの少ないエリアへいかれるときは、鈴など人間の存在を知らせるなど十分な注意を払い、クマを驚かせない対策が必要です。
特に、これから秋になり、どんぐりなど木の実ができる頃になると、山地で遭遇する危険性がこれまで以上に高まってきます。

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