ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.4(2001/06/23)
【大雪渓】
今週はまとまった雨が降ったせいでしょうか、雪解けがペースが少し進んだようです。ご覧のように県道から雪渓の入り口の所のあたりの雪解けが先週より進んでいるのがご覧になれます。また、降雨のため雪渓の下を流れる水脈の量が増加して雪渓上に溢れ出し、ご覧のように雪渓の上を土砂が流れている様子がわかります。
稜線付近は一部雪がなくなっているところがあり、稜線から滑り降りることはできません。左の写真の中央に細い筋が見えるのがお分かりでしょうか?どーやらここは下から鉄砲水が噴出したようです。
6月の下旬から7月にかけて梅雨による大雨が降ると大抵このような現象が発生します。ですから、積雪が多くて安心していてもこの鉄砲水によって平年なみかそれ以下になってしまう年が、今まで何度もありました。一度、雪渓の表面に土砂が堆積すると今シーズンはその部分は滑走不能になります。(降雨などで土砂が洗い流されることはありません)
【畳平周辺】
こちらの方もかなり雪解けがすすみました。まだ一部雪解け水で冠水しているところがあるものの、お花畑の木道の整備も進ん出います。(7月より長野県側より入りますので、畳平周辺のレポートは今週で最後です)
お花畑はまだまだですが、少しずつ緑が増しています。歩道沿いに見える緑は何でしょう。つぼみをつけているものはたくさんありますが、咲いているのはまだまだほんのわずかです。
梅雨の時期に咲く花で、夏山シーズンには残花もなく、どこが自生地なのか分からなくなってしまいます。
【昨年の今ごろは?】
date:2000/06/25 |
この日は岐阜県側で滑っていたので、大雪渓の写真がありません。(あしからず)
でもやっぱりこの時期はいつも天気が悪いですね。
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