ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.15(2001/09/09) @

Page: 1  2 | IndexTop-page 

(Update:2001/09/11)

 

【大雪渓】

ノリクラの天気も夏から秋へと移り変わろうとしています。台風が近づいているせいもあると思いますが、8日(土曜日)は非常によい天気でしたが、9日(日曜日)は1日中ガスのなかという天候でした。上の画像は8日のものですが、その他の画像は9日のものです。8日に撮影しておけばよかったなぁ〜と後悔しております。でも、季節の移り変わる時期は天候が安定しないものですので、しょうがないですね。

こんな天候ですので、雪渓の状態もなかなかきびしいものがあります。この時期になると雪渓の雪も固くしまってくるのですが、上の映像の8日はかなり緩んだ雪質だったようです。雪質のほうもめまぐるしく変化します。

 

【雪渓下部】

ご覧のとおり、ガスで全く視界がありません。左端に見える緑はウラジロナナカド。紅葉はまだまだのようです。

 

【高山植物】

ウラジロナナカマド

全体的にはウラジロナナカマドの紅葉はまだまだなのですが、所々、「ハァー!」と思わせるような鮮やかな色に出くわします。上の映像のように紅葉の始まりは赤と緑のコントラストが見る者を釘付けにします。

 

モミジカラマツ

雪渓エリアで一番の紅葉(黄葉とでも言うのでしょうか)はモミジカラマツです。今日は雨に打たれてしっとりとした感じを醸し出しています。こちらも紅葉になりかけて、緑と黄色のツートンがなんとも言えない雰囲気です。

 

トウヤクリンドウ

大雪渓エリアはもう花はないのかというと、そんなことはありません。まだまだ、イワギキョウなどががんばっています。大雪渓エリアではありませんが、コマクサががんばっている場所もあります。上の映像は夏の終わりから秋に咲き始めるトウヤクリンドウです。ようやくつぼみを出したばかりです。トウヤクリンドウはこの大雪渓エリアではあまり見かけませんが、富士見岳周辺にはたくさん咲いています。そちらの方も画像のトウヤクリンドウと同様、つぼみのものがまだ多いようです。

 

Next | IndexTop-page 

Copyright (C)   乗鞍香辛料監視委員会