ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.3(2002/06/09) @

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(Update:2002/06/13)

 

【大雪渓】

昨年より9日遅いそうですが、いよいよ、梅雨入りです。今回はホントによい天気で、年間通してもなかなかこれほどの快晴はないでしょう。冷たい空気が居座っているためでしょうか、通常なら日が高くなるにつれて空気が暖められ、次第に雲やガスが発生し遠方が霞んでくるのですが、今回は日が高くなっても真冬の快晴のようにくっきりとした天候でした。梅雨直前にこのような「ド快晴」の日が訪れることはたびたびあります。

1週間あけてしましまったものの、雪渓の方はさほど大きな変化はありません。むしろ昨年より多いくらいになってきています。降雪のせいなのかどうか分かりませんが、所々、雪がきれいになっているところもあるので、多少は積もったのでしょう。

今回は快晴の6月9日の画像を中心にお伝えしますが、一部、8日の画像も取り込んでお伝えします。

 

【畳平周辺】

お花畑は少しづつ地面が見え始めていますが、昨年はよりは圧倒的に多いです。比較的雪の多かった一昨年とほぼ同じくらいです。鶴ヶ池周辺も昨年から比べると多めです。しかし、池の水量は前回同様かなり少なめです。

 

 

【雪渓下部】

雪渓入口付近は地面が露出しはじめました。前回は左画像の右の看板の中間付近まで雪がありましたので、2週間経過している割に雪融けがあまり進んでいません。右の画像をご覧下さると分かりますが、前回から比べ大雪渓よりも県道を挟んで位ヶ原寄りの雪渓の雪融けが進んでいることが分かります。

 

とはいっても、雪渓表面は県道よりも低くなってしまいました。

 

ご覧のように頭を出している岩がだんだん大きくなってきます。左の画像は前回もお伝えしたモーグルバーンのスタート地点付近。1つだったものが縦に2ヶ所出ています。右の画像も先週お伝えしたものです。こちらもしっかりとあらわれています。岩の中央に見える四角い黒い部分は石碑です。ご存知ない方が多いかと思いますが、この大雪渓を含め、後程お伝えするもう隣の沢筋を含めこのような石碑が2〜3ヶ所あります。クルマで気軽に訪れることができますが、自然の中で人間は如何に小さなものであるかと考えさせられるものです。

 

ウラジロナナカマドの芽 キバナシャクナゲのつぼみ

左の画像はウラジロナナカマドです。よく見ると芽が大きく、今にもはち切れんばかりです。右側はキバナシャクナゲのつぼみです。中にはもう開花しているのもあります。高山植物の季節がもうすぐそこにやってきています。

 

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