ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.24(2002/10/31) @

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(Update:2002/11/08)

 

【マイカー登山最後の日は休暇村ゲート通行止め】

前回(Vol.23 2002/10/27)の段階で既に山頂まで通行ができませんでした。27日の夕方から三本滝周辺も降雪が激しくなり、28日から国民休暇村〜三本滝の区間も通行ができなくなってしまいました。それ以降もたびたび降雪があり、30日には白馬の八方尾根の兎平でスキーを楽しんだという便りも飛び込んできてしまいました。そんな状態ですので、県道乗鞍岳線は通行止めのままです。

それでは今シーズン最後のノリクラ雪渓カレンダーを山麓からお伝えいたします。

 

【乗鞍高原】

ご覧のようなカラマツの紅葉は位ヶ原付近では10月中旬には終わり始めていますが、山麓ではご覧のようにまだまだ紅葉が続いています。もちろん、10月下旬ですので、これが普通の状態です。

 

しかし、乗鞍高原のいたるところでこんな光景を目の当たりにします。しかもこの撮影箇所は落葉が終わっていますので「12月の乗鞍高原に雪が降りました。」と、いっても不思議ではない感じです。しかし、新雪に伸びる日差しはまだまだ力強いものを感じさせます。

 

今日はほんとによい天気で、どこに行っても真っ白に輝く雄大な山頂が真っ青の空をバックに聳え立ちます。県道乗鞍岳線が通行止めであるように岐阜県側の乗鞍スカイラインも通行止めです。

 

【白銀】

三段紅葉

前回は雲が垂れ込め、乗鞍岳の様子を伺うことができませんでしたが、今回はくっきりと晴れて山麓から真っ白に輝いた様子を望むことができます。10月でこんな真っ白のノリクラを見ることは今までありません。でもやはりこの画像はどう見てもおかしいですね。12月のノリクラと10月の山麓の紅葉をミックスさせた合成写真のようです。

空の青、雪の白、そしてカラマツの黄色。いろいろな定義があるようですが、これもまさに三段紅葉ですね。

大雪渓エリアからの山並みの風景は今までたくさんお伝えしてきましたが、山麓からノリクラを見上げることは今までありませんでした。せっかくですので、少し山並みを見ていきましょう(左から右へ順に)。

一番左のやや雪の少ないのが高天ヶ原(たかまがはら)、その右のやや低めのピークが大日岳、そしてその隣がノリクラの主峰 剣ヶ峰(けんがみね)です。剣ヶ峰からなだらかに蚕玉岳(こだまだけ)、朝日岳へと続いています。

この時期だと例年、雪渓はかなり小さくなっているので、この撮影地点からはおそらく蚕玉岳から山麓に伸びる尾根に隠れて見えないと思いますが、これだけ雪がびっしりついていると撮影地点を変えてみても、どこに雪渓があるのかまったくわかりません。

さらに右へ進むと肩の小屋付近へ向かって一旦下がり、コロナ観測所のある魔支利天岳(ましりてんだけ)、富士見岳へと続いていきます。

 

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