ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.6(2003/06/29) @

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(Update:2003/07/04)

 

【大雪渓】

6月最後のノリクラ雪渓カレンダーです。今月はなかなか良い天気に恵まれません。今回お届けするのは29日(日)の画像ですが、前日の土曜日は雨のため、朴の木からのシャトルバスは運休でした。29日も午前中は濃霧の中でしたが、午後からご覧のようにすっきりと晴れ上がり、この時期にとって貴重な晴れ間となりました。

 

【畳平周辺】

昨年はこの週から長野県側が開通したため、同じ時期の畳平周辺の画像はありませんが、昨年の1週間前とほぼ同じような状況です。

先週はお花畑の半分くらいしか雪融けしていませんでしたが、周回コースについては全面雪融けが終わっています。今年からお花畑全面が雪融けしない間は立ち入り禁止にしているようです。しかし、おそらくハクサンイチゲが見ごろを迎えていると思います。その点を考慮した規制のあり方を考えてもらいたいものです。

鶴ヶ池の雪融け状況はほぼ先週と同じような感じです。この画像では少しわかりづらいのですが、池の縁を明るい緑の帯ができているのがお分かりでしょうか?現地ではその中に白く点々と小さな花がその明るい帯のなかを埋め尽くしているのが確認できます。鶴ヶ池もハクサンイチゲが一番の見ごろです。

来週より、長野県側から大雪渓に向かいますので、畳平周辺の掲載は今回が最後となります。

 

【雪渓下部 T】

先週から比べると雪融けはさほど進んでいないように見えます。昨年と比べると右の画像の左上にある駐車場の雪が少しばかり少なく感じます。

 

こちらは大雪渓側から見たところですが、昨年よりも雪融けが進んでいます。高さにして50センチくらいは差があると思います。

 

雪融けは雪渓の表面からでなく、その下の地表と接している面からも進んできます。ご覧のように雪渓の端はモナカ状態です。ですから雪融けの進んだ雪渓に足を踏み入れるときや、雪渓から地面に降り立つ時は、絶対に雪渓の端に足をかけてはいけません。

 

こちらは肩の小屋に向かう登山道入り口。昨年はまだ、すっぽりと雪の中でしたが、今年は入り口付近から登山道を10メートル進んだあたりまで、雪融けしています。ただ、この上部の登山道は肩の小屋まで、すっぽりと雪の中です。

 

先週までバス停の標識はありませんでしたが、7月からの本格運行に備え、昨年と同じ位置・同じ名称でバス停が設置されました。料金・運行ダイヤなどについてはトップページの速報(ご覧頂くタイミングによっては速報バックナンバー)に掲載しております。

奥にあるトイレも既に使える状態になっています。

 

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