ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.16(2003/09/07) @
【大雪渓】
先週までの夏休みと翌週の3連休の間に挟まれた今週は登山などに訪れる人々の出足はやや少なめのようでしたが、大雪渓の方はマウンテンサイクリングで訪れることのできなかった先週の分まで取り戻そうとしたかのようにまずまずの人出でした。速報でもお伝えしたように今回は非常に良い天気に恵まれ、「秋の空」を感じさせるほどでした。
まだまだ、紅葉には早いのですが、ノリクラも少しずつではあるものの、確実に秋へとシフトし始めている様子が伺えます。
【雪渓下部】
もうほとんどなくなってしまいました。左の画像の中央部分にポツンと白いものがあるのがご覧になれるでしょうか?これがわずかに残っている雪渓です。
縦1メートル、横2メートルほどです。雪のなくなった雪渓下部を見回すとちょうど雪渓の周囲を岩が取り囲み、窪地のようになっているのがわかります。
先週、この画像より少し上部の雪渓の雪融けが終わったとお伝えし、その時は昨年より2週間程度雪融けが遅くなっていると申し上げましたが、この画像の雪渓下部の雪も昨年はちょうど2週間前になくなっています。
登山道入口 |
こちらは登山道入口付近、この画像ではよくわかりませんが、登山道周辺の緑の中にはまだまだ、黄色の高山植物がいっぱい咲いています。
ミヤマアキノキリンソウ(手前)、シナノオトギリ(奥) |
この付近一帯はお盆くらいまでミヤマキンバイの黄色で埋め尽くされていましたが、ミヤマキンバイが終わり始めるとそれに取って代わるように初秋に咲き始めるミヤマアキノキリンソウやシナノオトギリの黄色が目立ってきます。遠くから見ていると7月下旬から今までずーっと同じ花が咲き続けているかのような錯覚をおぼえてしまうほどです。こんな小さな変化に季節の移り変わりを感じ始めます。
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