ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.4(2004/06/05) @

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(Update:2004/06/10)

 

【大雪渓】

6月最初のノリクラです。今回お届けするのは6月5日(土)の様子ですが、翌日の6月6日には関東甲信越地方の梅雨入りが気象庁より発表されました。したがって、梅雨入り前のほんとに貴重な快晴の1日となったようです。

今回はほんとに良い天気で、今年度のノリクラシーズンはじまって以来の晴天でした。昨年も申し上げたかと思いますが、5月中旬〜下旬のノリクラはまだ冬から春への移行の季節で天候はあまり芳しくなく、また、6月上旬からは梅雨の季節に入ってしまいます。2つの季節のちょっとした隙間に今回のような晴天に恵まれるようです。

そんな天気も1日だけで、翌日の6月6日は下り坂。乗鞍スカイラインでは第1回乗鞍スカイラインサイクルヒルクライムが開催されました。こちらの様子については後ほどご紹介いたします。(只今編集中、6月11日掲載予定)

 

【畳平周辺】

お花畑は不消ヶ池(きえずがいけ)に向かう方面を残してほぼ全面雪融けが完了しています。昨年と比べて3週間早い雪融けです。よく見るとお花畑全体が青っぽくなり始めています。ハクサンイチゲが一斉に芽を出し始めています。もうすぐコロコロとしたかわいいつぼみをのぞかせ、白い花が一面広がることと思います。

鶴ヶ池は2週間ほど前に雪融けがほぼ終わってしまったのであまり変化はありませんが、先週と比べて水量が少なくなっています。

 

【肩の小屋へ】

いつもご紹介している肩の小屋・コロナ観測所へ向かう道路の分岐点ですが、左の画像の壁はご覧のようにほとんど人の背の高さくらいまでになっています。

 

大雪渓下部に続く斜面

肩の小屋・コロナ観測所の分岐点から肩の小屋方面へ少し歩いたところの大雪渓下部へ一枚バーンで続く雪渓です。先週は道路と同じくらいの高さでしたが、今週は道路よりも80センチほど低くなっています。更に翌日の6日(日)には1メートルくらいまで低くなり、この付近の雪融けは速度を増しているようです。

 

ご覧のように道路より低くなってしまいましたので、道路から雪渓に降りることができません。しかし、下から登って来れば滑ることは可能です。今回も多くのテレマーカーの人が何度もこのエリアを滑ってみえました。ただ、右の画像のようにかなり岩が出てきているため、下から登ってきても来週あたりは上部の急斜面の部分は滑走ができないかもしれません。

 

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