ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.13(2004/08/08) @
【大雪渓】
少しばかりぐずついた天候が続いていましたが、お盆が近づくにつれて天候のほうも安定してきた感じです。しかし、今回お届けする8月7日、8日はにわか雨が降ったり、乗鞍高原では土砂降りにみまわれたり安定しない天候でした。
大雪渓の雪融けのスピードは衰えることを知らず。驚くほどの速さで進んでいます。今回お届けする画像は8月7日と8月8日の両日のものを織り交ぜてお届けいます。
【雪渓下部 T】
県道沿いの雪渓下部はもうほとんど雪はありません。
この1週間の雪融けの早さには驚かせてくれます。先週の3分の1から4分の1程度まで小さくなっています。
一番長いところで上から下まで10メートル前後です。大きさも小さくなっていますが、雪渓の高さも小さくなり、周囲の岩に囲まれるようになって来ました。雪の融けた後はどのようになっているかあまり注意深く見ないものですが、右の画像のように取り囲んでいる岩の高さは低いところで2メートル、高いところで3〜4メートルはあると思います。因みに、5〜6月に大きなクレパスがありましたが、ちょうどこの岩の壁の頂上付近がそれに当たります。
雪渓下部は雪の多かった昨年から比べると1ヶ月近く、ほぼ平年並みの一昨年と比べても3週間程度雪融けが早いといえます。
朝のノリクラ − スキーヤー出発準備 |
さて、肩の小屋口バス停のある大雪渓入口(大雪渓駐車場)付近は朝が一番賑わいます。時期によっても異なりますが、まずはスキーヤー・ボーダーはシャトルバスで肩の小屋口バス停に到着すると、すぐに出発の準備に取り掛かります。
この時期になると雪渓上部にしか雪がありませんので、ご覧のようにザックに板を取り付けます。もちろん板を肩に担いでいかれる方もいますが、雪渓まで結構距離がありますので、こちらのほうが楽でしょう。
スキーヤー専用道で雪渓に向かいます。 |
準備ができたらスキーヤー専用道で雪渓に向かいます。スキーヤー専用道入口は肩の小屋口バス停のところです。ここに先週あたりからスキーヤー専用道と登山道を示す新しい標識が立っていますが、それでもこちらの道を肩の小屋を経由し山頂に向かう登山道と勘違いして来られる方が見えます。
スキーヤー専用道は雪渓上部までしかありません。雪渓から肩の小屋方面の登山道に戻るルートはありませんので注意下さい。
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