ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.22(2004/10/10) @
【大雪渓】
今回は三連休のはずだったのですが、初日(10月9日)は台風上陸で大変な天候で、一日完全に潰れてしまった感じです。めったに通行止めにならない長野県側の県道乗鞍岳線でさえ、ほぼ終日通行止めでした。翌日(10月10日 日曜日)は朝7時に開通し、シャトルバスもほぼ正常どおり運行が行われました。大抵、県道乗鞍岳線は大雨の後は土砂の流出が多く、特にこぶし大くらいの石が路面上にごろごろと転がっている様子は特に珍しいことではありません。しかし、今回はそのようなことはありませんでしたので、上部ではそれほどの大雨ではなかったのかもしれません。
速報でもお伝えしましたが、10日(日)は曇や雨でしたが、三連休最終日の11日(月)は晴れ間も見えたよい天候で、最終日になってようやく「紅葉日和」の一日にめぐり合うことができ、多くの方が紅葉見物の散策を楽しんでおられました。
今回お届けする画像は10日(日)と11日(月)のものを織り交ぜてお伝えいたします。
【シャトルバス】
観光センター駐車場 |
こちらは台風の過ぎさった10日(日)の観光センター駐車場。台風一過の青空を期待しておりましたが、ごらんのような曇空。
山麓まで紅葉前線 |
紅葉も少しずつ山麓に下りてきています。紅葉についてはいつものように「紅葉情報」のコーナーでお伝えします。
8時のシャトルバス | はじめに2台到着 |
7時の便が出発したときはまだ三本滝より上部の通行止めが続き、その後、8時の便が出発するまでに通行止めが解除されました。したがって三本滝どまりとなる可能性の高かった7時の便への乗車を躊躇した乗客の多くは8時の便に乗車したようです。
トランクには登山のザックや撮影機材など |
スキーヤー・ボーダーーが訪れなくなるとほとんど使われることのない座席下のトランクも、カメラマンが多くなるこの時期は撮影機材などが運び込まれていました。
満車で次の増発便を待ちます |
シャトルバス2台でも とても乗客を乗せることはできず、次の増発便を待つことになります。増発便といってもすぐ隣の待機所でシャトルバスが待っていますので、1〜2分後には乗車することができます。
いよいよ出発 |
結局、8時のシャトルバスは増発を加えて合計4台となり、畳平に向けて出発します。
車窓の紅葉 |
毎回申し上げておりますが、今年は早くから紅葉が始まっています。しかし紅葉前線のほ下降スピードはそれほど速くなく、例年と比べると長い期間、紅葉を楽しむことができているようです。詳しくは後ほどご紹介する「紅葉情報」のコーナーをご覧ください。
【雪渓下部】
ここからはいつもの雪渓情報をお伝えします。
ウラジロナナカマドの紅葉は先週で完全に終わって落葉してしまいましたので、先週と比べてもその変化はまったくありません。
摩利支天岳の山肌についても同様で、ウラジロナナカマドの紅葉が終わったあとの大雪渓エリアは降雪などがない限り、変化の乏しい光景になっていくのが毎年の傾向です。
Copyright (C) 乗鞍香辛料監視委員会 |