ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.8(2005/07/03) @

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(Update:2005/07/07)

 

【大雪渓】

7月最初のノリクラ雪渓カレンダーです。前回の週末は天気がよかったものの、その後はぐずついた天候が続き、肩の小屋の方のお話では、この1週間、濃い霧で目の前にある朝日岳すら見えない日が続いていたそうです。そして、この週末は、タイミングよく再びよい天気にめぐり合うことができました。

この1週間はそんな状況ですので、全国的に豪雨による災害の報道が多くなってきております。特に金曜日あたりはひどい豪雨でした。すでにお知らせでもご案内しておりますが、国道158号線は7月1日(金)に発生した土砂崩落災害のため、沢渡〜前川度が今も通行止めとなっております。(参照:道路情報
この日は県道乗鞍岳線も路面が川のような状態になり、押し流された小石が道路上に散乱したため、2日(土)の11:00まで通行止めとなっていました。

したがって、7月1日(金)より運行が開始された乗鞍高原〜畳平のシャトルバスもシーズンイン最初の週末にもかかわらず、訪れる観光客もまばらでした。もっとも、ノリクラよりも2日に新釜トンネルの供用が開始され、交互通行が可能になった上高地はもっと打撃が大きいかもしれません。

速報でもお伝えしましたが、降雨による影響から、この1週間の間でかなり雪解けしています。今回は3日(日)に取材した画像をもとにお伝えいたします。なお、積雪量は、通常、昨年と比較しながら紹介しますが、昨年と今年では1ヶ月近い開きがありますので、雪の多かった2003年と比較しながら紹介します。

 

【観光センター前】

観光センター前

こちらは乗鞍高原にある観光センター前駐車場。7月から県道乗鞍岳線の冬季閉鎖が解除され、長野県側の乗鞍高原から畳平へ向かうシャトルバスの運行が開始されます。先週までは岐阜県側の乗鞍スカイラインのシャトルバスで畳平に向かい、そこから徒歩で大雪渓に向かっておりましたが、乗鞍高原からのシャトルバスは大雪渓の目の前にバス停(肩の小屋口バス停)がありますので、7月以降は乗鞍高原からのシャトルバスを利用します。

 

週末の天気はあまりよくないという予報が出ていたせいでしょうか、観光センターに駐車しているクルマもまばら。ちょっと寂しいシーズン開幕ですが、それでも大雪渓に向かうスキーヤーボーダーは、朝早くから準備に取り掛かっています。

 

バス乗り場 スキーヤーでいっぱいです

昨年はシャトルバスの乗り場は観光センターの建物のすぐ前にありましたが、今年は20〜30メートルほど離れて設置されています。ただ、ごらんのようなテントがありますので、すぐに見つけることができ、迷うことはないと思います。テントの中には7時のバスに乗り込もうとするスキーヤーの方の板や道具でいっぱいです。

 

畳平行きのシャトルバス、到着

午前7時、畳平行きのシャトルバスの到着です。

 

トランクに板を積み込んで 切符をきって

スキー板などの長尺物は床下のトランクに積み込みます。週末の7時、8時の便はスキーヤー・ボーダーが多いため、このトランクが板でいっぱいになることもしばしばあります。板などの長尺物以外に自転車もここに積み込みますが、スキーヤーボーダーが多いと1〜2台しか載せることはできないかもしれません。板を積んで切符を切ってもらったらバスに乗り込みます。

 

この日は2台のバスが運行され、こちらは2台目のバスの車内。ですからちょっと席に余裕があります。台数の調整は乗客数に応じて迅速に対応していますので、観光センターからの乗車に関しては、満席で乗車できないということはまずありません。ただ、ほかの停留所からの乗車の場合は注意が必要です。

今年から一部の便を除いて、始発のバス停が宮の原から観光センター前に変更されています。乗鞍高原内の番所・千石平・楢の木坂などの旅館からシャトルバスを利用する際には注意が必要です。シャトルバスに乗車シャトルバス・乗り換え駐車場については「乗鞍岳マイカー規制・乗り換え駐車場・シャトルバス情報」をご覧ください。

それでは大雪渓に向けて出発です。

 

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