ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.10(2005/07/18) @

Top-page > Index > Page: 1  2  3  4  5  6  7

(Update:2005/07/21)

 

【大雪渓】

今シーズン最初の三連休はいかがお過ごしでしたでしょうか?昨年・一昨年は濃霧に覆われたの三連休でした。今年の三連休も天気予報ではあまり芳しくないマークが並び、16日(土)は濃霧に覆われ、時折、雨の降る天候で、17日(日)は午後に向かって天候が回復してきました。そして、連休最終日の18日(月)は例年よりも二日早く、関東甲信・東海地方が梅雨明けし、ご覧の画像のとおり、真っ青な晴天のもとで大雪渓を楽しむことができました。

大雪渓では16日(土)・17日(日)を中心にたくさんの人が訪れていました。乗鞍高原からのシャトルバスもかなり増発しておりましたが、それでも間に合わない状態でした。万博開催による観光客の流出や国道158号線の災害の影響が懸念されていましたが、ノリクラに関しては上高地や新穂高のような心配はあまりなさそうです。

今回、お届けする画像は18日(月)に撮影したものがメインですが、一部、16日(土)・17日(日)に撮影したものも織り交ぜてお伝えします。なお、積雪量は、通常、昨年と比較しながら紹介しますが、昨年と今年では1ヶ月近い開きがありますので、雪の多かった2003年と比較しながら紹介します。

 

【雪渓下部 T】

7月に入って、雪解けのスピードが増してきており、左の画像の大雪渓入り口付近はすっかり雪はなくなってきています。先週と同様、2003年よりも1週間ほど早い雪解けです。

 

大雪渓入り口付近の雪渓の下端は、先週と比べて5〜10メートルくらい後退しています。

 

こちらは雪渓入り口付近より右側の部分です。雪渓の下端は先週よりも5メートルほど後退(上昇)し、さらに右寄りに雪解けが広がっています。

 

登山道付近 − 雪渓右端がモーグルコースに近づいています。

こちらは雪渓下部の一番右寄りにある登山道とその周辺です。雪渓下部の右端部分もご覧のようにだいぶ雪解けしています。
左の画像をご覧になるとお分かりかと思いますが、登山道は右から左上にある岩場に向かって進んでいます。その岩場付近がいつも紹介するモーグルコーススタート付近です。モーグルコーススタート付近からフォールラインは、左の画像では左下方向ですので、今のところ滑走には大きな影響はありませんが、来週あたりは雪渓の右端がモーグルコース付近にかなり寄ってくると予想されます。
また、登山道では、モーグルコーススタート付近の岩場はまだ雪解けが終わっていません。

 

雪渓の上を歩くのは30メートルほど ルート上は階段状に段がつけてあります

こちらが雪解けの終わっていない箇所。次の登山道まで ものの30メートルほどです。この付近はやや斜度があり、そのままの状態では特に下りが危ないのですが、ルートに段がつけてありますので、比較的安心して通過することができます。

 

ここを過ぎれはほとんど雪はありません。

モーグルコーススタート付近の真上に到達すると再び登山道が現れます。ここを過ぎれば、あと1箇所だけ10メートルほどの雪渓を歩きますが、ほとんど登山道上を歩いて肩の小屋まで向かうことができます。

 

Next>>

Copyright (C)   乗鞍香辛料監視委員会