ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.9(2006/07/08) @

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(Update:2006/07/13)

 

【大雪渓】

梅雨の時期に限らず、ノリクラの天候は、天気予報どおりにならないことが多々あります。特に週の前半に発表される週間予報の週末の天気が、実際の天候と異なるケースは多々あります。また、同じ一日の中でも、山麓の乗鞍高原と山頂に近い大雪渓付近の天候が、まったく異なっていることも珍しくありません。特に典型的なのは標高1500メートルの乗鞍高原から標高2350メートルの位ヶ原山荘付近まで変わらない天候が続くのに対し、標高2600メートルの大雪渓入口付近がまったく逆の天候を示すときがあります。

今回は、乗鞍高原から位ヶ原山荘付近までは視界の効く曇空だったのに対し、大雪渓付近は濃霧に覆われた天候でした。ただ、先週ほどひどくはなく、7月9日(日)の午後になって雨が降ったほかは、晴れ間が見える時間帯もあって、スキー滑走にはそれほど大きな影響はなかったかと思います。今回も基礎スキーキャンプや高校のスキー部の合宿、そして、モーグラーの方々などがお越しになり、先週よりも、若干、人出は多かったように感じられますが、それでも、ハイシーズンに突入したとはいえない状況です。

積雪量の変化は、先週よりも雪解けのスピードが速くなりつつあるます。それでも、昨年より2〜3週間ほど遅い状態です。雪解けの終わっているエリアでの高山植物は見頃を迎えています。

今回は、7月8日(土)と7月9日(日)の様子を織り交ぜながらお伝えいたします。また、7月8日に肩の小屋で行われた朝日神社祭礼と、畳平のお花畑の状況を、あとがき でお伝えしますので、あわせてご覧ください。

 

【観光センター前】

観光センター前駐車場

7月8日(土)、早朝の乗鞍高原は、やや雲が多いものの晴れ間がのぞく天候。しかし、週間予報などであまり芳しくないマークが並んでいたせいもあって、駐車されているクルマはまばら。

 

山頂付近

次第に日差しがきつくなり、青空が多くなってきて、観光センター前からは乗鞍岳の稜線がはっきり見えるようになってきます。

 

7時のシャトルバス トランクへの預け入れもテキパキと

7時のシャトルバスは7名。乗り込む乗客も常連のスキーヤーが中心で、トランクへスキー板などの預け入れもテキパキとこなしていきます。

 

タクシーの運転手さん

観光センター前駐車場はシャトルバスの停留所だけでなく、タクシーも常駐しています。仲間同士で相乗りできれば、シャトルバスとそれほど変わらない料金になります。単に畳平まであがる交通手段ではなく、眺めのよい所での観光案内や、道路状況によっては一時停止することも可能で、畳平までの約1時間が、運転手さんとのコミュニケーションによって、より楽しいものになるはずです。

こちらの運転手さんも、毎年、このエリアを担当されています。乗鞍高原と畳平は標高差1200メートルあり、1日に何往復もすると気圧の変化は相当なもので、かなりの負担となることは間違いありません。でも、ノリクラが好きだから続けられるとのことで、一緒に車窓の風景を眺めながらお話を聞けば、きっといろいろ教えてくださるはずですよ。

 

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