ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.17(2006/09/02) @

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(Update:2006/09/07)

 

【大雪渓】

ノリクラシーズンも残すところあと二ヶ月。ノリクラの短い夏も終わりに近づいてきています。例年、この時期になると滑走エリアがかなり小さくなるため、モーグラーの多くが8月いっぱいくらいでお越しにならなくなりますが、今年はまだまだたくさんの雪が残り、今週の状況をみて、まだしばらくは来ようかなと考えた方も多かったようです。

もちろん、季節のほうはかなり秋に近づいてきていて、この一週間で朝晩を中心に一気に気温が下がり、9月2日(土)は速報でもお伝えしたように、肩の小屋で最低気温3℃を観測し、今季一番の冷え込みとなりました。また、この日は山頂付近や大雪渓周辺では霜柱や凍結が見られ、鶴ヶ池周辺では霜が観察されました。ただ、この日の初霜は日の出とともに消えてしまい、公式に鶴ヶ池の初霜として記録されるには、日が差しても数時間は消えない程度になる必要があります。(昨年の初霜の公式発表は9月30日)

積雪量の変化は、今週は少しスピードが遅くなり、下部では昨年より1ヶ月ほど遅い状態で、上部は昨年より2〜3週間ほど遅い状況です。

今回は、2日(土)と3日(日)の画像を織り交ぜながらお伝えいたします。今回は各コーナーの間にTOPICS掲載しています。あわせてご覧ください。また、今週から紅葉情報も掲載いたしました。

◎ TOPICS

大雪渓から見られる遠景の山々(3ページ目)
紅葉情報(8ページ目)
読者の方からのお便り(8ページ目)

 

 

 

【観光センター前】

秋の空 (9月2日早朝、観光センター前駐車場)

こちらは9月2日(土)早朝の観光センター前駐車場。7時の気温は13℃で、久しぶりに寒さを感じた朝です。ごらんのように空には筋状の雲が広がり、秋の空の高さを感じさせてくれます。

 

山頂方面は青空の中にくっきりと
〜大雪渓は雪渓上部左側の一部だけ見えてます〜

もちろん、こんな天気ですので、観光センター前駐車場から望む山頂方面はくっきりとその姿を拝見することができます。約一ヶ月前の画像( ノリクラ雪渓カレンダーVol.13 2006/08/05 )では、大雪渓以外にもいくつかの雪渓が残っていましたが、ほとんどの雪渓がなくなっています。

大雪渓は左の一番高いピーク(剣ヶ峰 3026m)の直下のものではなく、剣ヶ峰から右へなだらかに稜線が下がっていますが、その右肩部分に少しだけ見ています。ちょうど乗鞍自然保護センターの屋根の頂点をそのまま上にたどったところです。

大雪渓を隠すように配置された手前の台形状の山は位ヶ原で、大雪渓は雪渓上部左側の左上の一部しか見えません。

 

夏休みが終わっても、登山の方は結構いらっしゃいます

夏休みが終わり、紅葉シーズンまでしばらくあるため、人出は少し落ち着きを取り戻した感じがしますが、登山の格好をされた方が結構いらっしゃり、また、大きなカメラを取り付けた三脚を抱えながらバスに乗り込む方もちらほら見かけます。天気がよいため、朝の雲海の撮影かもしれません。

 

大会おわってもヒルクライム

先週の全日本マウンテンサイクリングin乗鞍が終わったばかりですので、さすがに自転車の方の姿はめっきり少なくなりましたが、それでも、何人かはお見かけすることができました。こちらの方は先週の大会に出場し、引き続き今週もお越しになったとのこと。自転車のフレームにはまだ先週のゼッケン番号がついたままです。そして、今日は初めてノリクラに挑戦する友人を誘ってのヒルクライムです。

これまでは汗がほとばしることがあっても、登っている最中に寒さを感じることはありませんでしたが、9月3日(日)の速報でも申し上げたとおり、位ヶ原を過ぎたあたりから少し寒さを感じるようになってきました。これからの季節は長袖のジャージのほうがよいかもしれません。

 

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