ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.20(2006/09/23) @

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(Update:2006/09/28)

 

【大雪渓】

9月も半ばを過ぎ、そろそろ、秋本番を迎えようとする時期にさしかかってきました。ただ、速報でもお伝えしていますように、紅葉は昨年よりも一週間ほど遅く、ようやく始まりかけたところです。それでも、気候のほうは、日中でもひんやりとした空気に包まれるようになり、これから一気に秋モードに変化していく気配が感じられます。そのため、今後の冷え込みによっては、遅れていた紅葉が、スピードを上げて進んでいくことも考えられます。

今回の週末は二日とも穏やかな天候で、特に24日(日)は、秋の真っ青な空というわけではありませんが、日没近くになっても綺麗に晴れ上がるよい天気。綺麗に紅葉していたら申し分ないと感じたほどです。また、朝と夕方は、結構冷え込むようになり、日中の大雪渓は12〜14℃程度ですが、夕方の大雪渓の気温は6〜8℃と一桁台に急降下します。この点からも季節がシフトしている様子を肌で感じ取ることができます。

積雪量の変化は、今週もスピードが遅くなり、下部では昨年より1ヶ月以上遅く、上部は昨年より3〜4週間ほど遅い状況です。積雪は雪渓下部・中段はほぼなくなりました。上部右側は滑走できませんがまだ残っていて、9月下旬近くになっても、まだ、積雪がある状態は、近年ありません。今週、滑走できる箇所は完全に雪渓上部左側のみです。

今回は、23日(土)と24日(日)の画像を織り交ぜながらお伝えいたします。今回も雪渓の各コーナーの最後に、 紅葉情報 を掲載しています。あわせてご覧ください。

◎ TOPICS

ハイマツとホシガラス(5ページ目)
紅葉情報(8ページ目)

 

 

【観光センター前】

早朝の観光センター前

雲ひとつない晴天

綺麗に晴れ上がった早朝の観光センター前駐車場。雲ひとつない快晴ですぐにでも上部に向かいたい気分にさせられます。乗鞍高原の木々でも紅葉が始まりかけたような感じが見受けられますが、まだまだです。例年だと、少なくとも、あと半月は待たなければなりません。

 

今日も登山の格好をされた方を中心に、7時のシャトルバスを待つ様子をうかがうことができます。少し話が異なりますが、シャトルバスの一番のピークは9時便で、二番目が8時便のようです。この傾向は、季節を問わず、同じような推移を見せています。

ただ、これから寒い時期に入ってきますので、6時便・7時便で出発したときの現地到着時は、まだ、日差しに暖かさを感じられないことも十分考えられます。もちろん、雪渓はドス黒く凍りつき、ガチガチの状態で、周辺には霜柱が見られるようになります。

チケット売り場 − 早朝の畳平は5℃

チケット売り場ではこんな案内もされています。「畳平、6時時点で5℃」。これを見るとかなり寒そうに感じますが、これからの時期としては、さほど低い部類には入りません。また、畳平の鶴ヶ池周辺の初霜について、公式発表はされていませんが、今月に入って、数度、霜が降りているようです。

気温が5℃ですので、寒いことには間違いありません。また、朝だけでなく、日が翳り始めると、急激に気温が低くなりますので、雨具と同様、防寒着は必須です。

 

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