ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.22(2006/10/09) H
7日午後 肩の小屋 |
こちらは雪の降り始めた7日午後の肩の小屋。
嵐の中にもかかわらず、今晩は荒天が予測されるため、凍結防止のために、飲料水の配管の水抜きを行います。
小屋の中でも、氷点下になることがあります。配管だけでなく、水道の蛇口の水も残らず落とし、それでも凍結してしまったときのことを考えて、水瓶のごとく、シンクにはいっぱいの水を張っておきます。
悪天候で訪れる人も少なく、肩の小屋は三連休で今季の営業を終えようとしています。約3ヶ月間、一度も麓に下りることなくすごしてきた肩の小屋をあとにしなければいけないスタッフは、ちょっと、物悲しそうな表情でこちらを見つめています。
そして、営業最終日の晩。皆さんで一緒に飲んで、時を過ごします。
今日は満月から3日目の明るい夜。雪化粧した朝日岳が夜空に浮かび上がります。そんな情景をバックに、皆さんで記念撮影です。
21時に発電機をとめたあとも、ろうそくの灯火の下で、募る思いを延々と語り合えるのも、あとわずか。残り少ない貴重な時間を共有します。
肩の小屋の仕事が終了すると、それぞれのスタッフは自分の生活や仕事に戻っていきます。来年、再びここで再開できることを祈っています。ぜひ、また、ノリクラでお会いできることを期待しています。( → 引き続き、紅葉情報へ )
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