ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.23(2006/10/15) �@

【大雪渓】

１０月７日（土）〜８日（日）の降雪から１週間が経過し、まだまだ綺麗に雪化粧を施したノリクラが晴天のもとで迎えてくれます。この時期の降雪は１週間も経過すると、雪が降ったという痕跡が若干残る程度で、これほどまでたくさんの降雪が残っていることは、まれといっても言いかともいます。

今回は１４日（土）・１５日（日）ともよい天気で、特に１５日（日）は深く突き抜ける透き通った青空がノリクラ全体を覆い、真っ白の残雪がまぶしく光り、大雪渓エリアではすっかり紅葉が終わってしまったものの、白と青のコントラストだけで十分楽しめる一日でした。
大抵、１０月中旬ともなると、晴れていても秋を通り越して、冬の雰囲気さえ感じさせます。確かにそよ吹く風には冷たさを感じさせるのですが、夏の日差しに近いほどの強い太陽に打ち消されてしまうほどです。

ノリクラの紅葉は大雪渓付近から乗鞍高原に向かって、その高度を徐々に下げて、どこかで見頃のエリアを見つけることができるのですが、例年、紅葉シーズンにもかかわらず、見頃のエリアがほとんどなくなってしまう時期が一時的にあります。今年は今週がそれにあたり、紅葉は少し一休みといったところです。しかし、これから、乗鞍高原に紅葉前線が下っていけば、大雪渓エリアのパノラマのような展開とは異なり、燃えるような色彩を、手に取るように間近で楽しむことができるようになってきますのでご安心ください。

今回は、１０月１４日（土）と１０月１５日（日）の画像を織り交ぜながらお伝えいたします。今回も雪渓の各コーナーの最後に、 紅葉情報 を掲載しています。あわせてご覧ください。

◎ TOPICS

１ 来季再開 位ヶ原山荘（８ページ目）
２ 紅葉情報（１０ページ目）

【観光センター前】

観光センター前駐車場

こちらは、１０月１４日（土）早朝の観光センター前駐車場。穏やかな朝を迎えています。山頂付近には雲がかかり、その様子を伺うことができません。

切符売り場	畳平は２℃、剣ヶ峰付近は積雪凍結

シャトルバスの切符売り場に掲示されているホワイトボードでは、畳平の気温は２℃。剣ヶ峰付近にはまだ積雪があるようです。

シャトルバスは久しぶりの賑わいを取り戻します

先週のノリクラ雪渓カレンダーでお伝えしたように、三連休は日曜・月曜は運休し、除雪が完了した翌日の火曜日の午後から運行が再開されました。紅葉シーズン真っ只中の積雪通行止めは、訪れた観光客の方々にとっては予定外の出来事で、今週はその反動もあったのかもしれませんが、特に、１５日（日）のシャトルバスの混雑振りはなかなかのもので、９時便は５台も配車されたほどでした。

乗鞍高原にも少しずつ紅葉の気配が．．．

まだまだ本格的な紅葉までもう少し時間がかかりますが、観光センター周辺でも、木々の色づきが始まりつつあります。紅葉が始まっても、色づきの変化が大雪渓付近ほど急激に訪れないため、これから、ゆっくりと、その変化を楽しむことができます。

紅葉の状況は、紅葉情報 にて、ご案内いたします。