ノリクラ 雪渓カレンダー

プレリリース版 Vol.2(2007/03/17) B

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(Update:2007/03/22)

 

【雪渓下部】

ここからは大雪渓の様子をお伝えいたします。
左の画像は大雪渓入口付近から撮影したもの。夏シーズンのノリクラ雪渓カレンダーでは必ず撮影していますので、ご存知の方も多いかと思いますが、大雪渓入口を数メートル入ると、「高山植物等の採取は禁止されています」などのお願いの記載された看板があります。先週は10センチ程度、頭を覗かせていましたが、ご覧のように完全に雪に埋まっています。

大雪渓入口 バス停看板

こちらに関しては先週とほとんど変わりはありません。

 

雪質は若干締まっている

こちらは雪渓下部右側の画像。先週はきれいなパウダーゾーンでしたが、今回の雪質はエリアによって大きく差があり、この箇所は圧雪車で整備されたバーンの上にスノーマシンの雪が降り積もったような状態の雪質に近いものがあります。ちょっと引っかかるような感じの状態です。先週のようなパウダーを狙ってお越しになった方には、残念な状態です。ただ、大雪渓全体を見たとき、これくらいの状態はまだよいほうで、後ほどもっとひどいエリアをご紹介いたします。

 

モーグルコーススタート地点の岩(雪渓下部右側) − 先週より50センチ程度積雪が増えた

7月上旬、いつも、この岩付近をからスタートするモーグルコースができます。例年、5月下旬ごろ、昨年は6月中旬ごろから頭を出し始めるこの岩は、先週の段階で50センチほど出ていましたが、週明けの積雪でご覧のようにその姿をすっぽりと雪の中に沈めています。ご覧のようにこの付近は風紋がついていて、強い風が吹き抜けたことがわかります。

大雪渓入口付近の風紋のない箇所ではほとんど積雪量が増えていないにもかかわらず、風紋ができて、風が絶えず吹く場所のほうがむしろ増えている状況がうかがえます。

 

 

【大雪渓駐車場トイレ】

大雪渓駐車場トイレ

何もさえぎることのない大雪渓で、駐車場脇にあるトイレは唯一の建物。

 

トイレ周囲はクレーターのように窪みになっている

トイレの周りは雪着きが少なく、クレーターのように窪みができています。今回は雪煙が絶えず吹き抜ける状況ですが、ここだけ風雪をしのぐことができます。

 

荒天の中のオアシス

位ヶ原から登ってくると、このトイレの屋根がひとつの目標になり、特に今日のような強風の天候では、とにかくこのトイレまでたどり着こうと思い、入れ替わり立ち代り、位ヶ原からこのトイレ周辺に集まってきます。

山小屋でもなく、また、中に入れる状態でもありませんが、こんなちょっとした窪みが、荒天のなかではオアシスと言えることは確かです。

 

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