ノリクラ 雪渓カレンダー

プレリリース版 Vol.4(2007/04/07) E

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(Update:2007/04/12)

 

【雪渓下部】

大雪渓入口 − 全ての看板が埋まっています

雪渓下部

ここからはいつもご紹介している大雪渓の様子をお伝えいたします。

左の画像は大雪渓入口から雪渓下部を撮影したもの。入口付近には肩の小屋口バス停のほか2〜3枚程度看板がありますが、今週はその姿がまったくわかりません。本来なら、「高山植物等の採取は禁止されています」などのお願いの記載された奥の看板を頂点に、その左手前に登山道の標識、右手前にバス停が並んで見えるはずです、

同じ箇所を撮影した プレリリース版 Vol.1(2007/03/09) C では、3つとも先端部分は見えていました。しかし、先々週の プレリリース版Vo.2(2007/03.17) B では、積雪量が増えて、「高山植物...」の看板が完全に埋まり、そして、今週は、さらに積雪量が増えて、全ての看板が埋まってしまいました。

 

大雪渓入口 バス停看板

左の画像は、大雪渓入口のすぐ左側の看板で、看板の半分が雪に埋まっています。先々週の プレリリース版Vo.2(2007/03.17) B では、雪面は看板の30センチ下あたりでしたので、少なくとも30〜50センチ程度は積雪量が増えたことになります。

また、右の画像に関しては、ほとんどバス停であることがわかりません。こちらも20〜30センチ程度、増えたことになります。

 

トイレ付近

トイレ付近に関しては、先々週より若干減少ぎみですが、大きな変化はありません。

 

モーグルコーススタート地点(雪渓下部右側)
先々週、見えていた岩の頭がありません−

7月上旬、いつも、この岩付近をからスタートするモーグルコースができます。この付近は、例年、5月下旬ごろ(昨年は6月中旬ごろ)から、岩の頭が出始めます。大雪渓の中で一番最初に出てくる岩です。

こちらの岩も、前述の雪渓入口付近の看板と同様、 プレリリース版 Vol.1(2007/03/09) D では、岩の頭が50センチほど見えていましたが、先々週の プレリリース版Vo.2(2007/03.17) B では、ほんの一部しか見えなくなり、今週に至ってはその存在さえわからなくなるほど積雪量が増えています。

 

10〜20センチの新雪 午後になってやや重たさが出てきました

昨日の降雪で、10〜20センチの新雪が積もっています。午前中は軽い雪質でしたが、午後になってやや重たさが出てきました。それでも滑走上、大きな問題になるほどではなく、まずまずの状態だったと思います。

休暇村から5時間30分

先週までスキー場が営業し、かもしか平までリフトで上がることができ、また、来週から三本滝ゲートまで車の乗り入れができるようになります。つまり、今週はそのどちらも利用できないため、乗鞍高原から全て自力で登ってくる必要があり、訪れる人が少ないのではと予測していました。しかし、実際に大雪渓を訪れてみると、結構、お越しになっている方が多いようです。こちらの方は、休暇村から5時間30分かけてお越しになりました。

 

大雪渓入口に到着されたのがお昼前で、さらに上部に向かうか迷っていらっしゃいましたが、晴天と新雪がきれいに残っている大雪渓をごらんになり、肩の小屋方面へ再び登って行きました。

 

しばらくすると、また別の方がお越しになりました。話を聞くと、乗鞍高原から3時間30分でお越しになったとのこと。山麓に到着したのが少し遅れたので、急いで登ってきたとのことですが、このタイムでお越しになるのですから、相当な健脚であることが想像できます。

乗鞍高原から全て自力で登ってこなくてはならない時期は、10月のシャトルバスが終了して、スキー場がオープンする初冬までの期間以外は、今週しかなく、冬山・春山スキーのシーズンの中では、一番厳しい週末なのです。

 

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