ノリクラ 雪渓カレンダー

プレリリース版 Vol.5(2007/04/15) @

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(Update:2007/04/19)

 

【大雪渓】

4月も半ばになり、ノリクラも少しずつ春の訪れを感じさせてくれるようになってきました。すでに速報でもお伝えしていますように、4月13日(金)11時に県道乗鞍岳線の休暇村〜三本滝間の冬季閉鎖が解除され、今回は大雪渓・位ヶ原へのアクセスは三本滝レストハウス駐車場から かもしかゲレンデを経由しツアーコースへ向います。

取材前日の4月14日(土)は、上部の位ヶ原山荘付近では雪だったものの、乗鞍高原では雨で、あまり芳しい天候ではありませんでした。その雪も午前中にはやんで、夕方には雲の中にも日の光を感じさせるようになってきました。そして、取材当日の15日(日)は、一変してきれいな青空が広がり、日没までよい天気に恵まれました。

この天候に誘われてか、多くの方がツアーコースを登っていきます。その大勢の人々に踏み固められて、ツアーコースの下部は、まるで圧雪車でも入れたかのような硬いバーン。先週までやわらかい状態とは大違いです。上部の位ヶ原などでは、やわらかい新雪が残っていますが、大雪渓では風が強いせいか、逆に圧雪車でも入れたかのような硬いバーン。オフピステとは想像もつかないような状況でした。積雪量は先週とほぼ同じくらいです。

上部では新雪が残っているものの、ツアーコース下部などの雪質は明らかに先週のものとは異なり、春が一歩一歩進んでいることを感じさせるものでした。

通常、土曜日・日曜日の二日間で取材に回りますが、今回は15日(日)だけのため、ツアーコース周辺と大雪渓に限定した内容でお届けいたします。

 

◎ 今回の目次

Page-1 : 【三本滝レストハウス前】
Page-2 : 【ツアーコースに向けてゲレンデ内を歩く】
Page-3 : 【ツアーコース T】
Page-4 : 【ツアーコース U】     【位ヶ原】
Page-5 : 【雪渓下部】
Page-6 : 【雪渓上部】     【肩の小屋】     【位ヶ原山荘】
Page-7 : 【光と影のグラデーション】     <編集後記>

  

 

 

【三本滝レストハウス前】

6:00 夜明けの三本滝レストハウス前駐車場 夜明けとともに人々が起き始めます

朝6時の三本滝レストハウス前駐車場です。きれいに晴れ上がった空に、かもしかゲレンデが白く輝いています。駐車場は昨晩から続々とお越しになり、朝を待っていたスキーヤー・ボーダーの方々が活動を開始します。

6時の気温は0℃。駐車場は所々凍結しています。駐車場にはテントが点在していますが、そのテントにも、ひとつずつ、太陽の光が差し込み始めます。

 

休暇村〜三本滝間は終日通行可能 三本滝ゲートより先は6月末まで冬季閉鎖

ご覧のように路肩には、まだ、多くの雪が残り、休暇村〜三本滝間は、所々、1〜2メートルほどの雪の壁になっています。そのため、雪の壁から解け出した水が、夜間、路面を凍結させたり、雪の壁が崩落して路面を覆ったり、また、路面そのものに雪が残っている箇所もありますので、当面の間は冬用のタイヤが必要と考えられます。

そのため、この区間の自転車でのヒルクライムは、もう少し先にしたほうが快適でしょう。

 

出発の準備

7時を回る頃から、ザックにボードをつけたり、出発に向けた準備を始める方が、あちらこちらで見かけるようになります。

 

シールをしっかり貼り付けて...

シールを貼って、ストックで何回も何回もしごく光景が、スキーヤーの数だけ見られるといってもいいくらいです。

 

駐車台数はすでに30台ほどになっています

この頃になると、駐車場全体にも日が差し込むようになり、朝になってから到着した台数を含めると、8時には30台程度までになっています。おそらくこの大半の方は大雪渓・位ヶ原に向けて出発されると思います。ここ最近の週末で、大雪渓にお越しになった数は、1日あたり50名にも満たないと思いますので、今日は多い部類に入るのは確実なようです。

 

標高1800メートルの三本滝レストハウス前から標高2600メートルの大雪渓に向けて出発です。

 

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