ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版 Vol.5(2007/04/15) D
【雪渓下部】
ここからはいつもご紹介している大雪渓の様子をお伝えいたします。
左の画像は大雪渓入口から雪渓下部を撮影したもの。先週もお伝えしましたが、Vol.1(2007/03/09) C → Vol.2(2007/03/17) B → Vol.4(2007/04/07) E と、積雪量が徐々に増えてきたことが確認できました。
看板の支柱の状態から、積雪量は先週とほぼ同じです。
大雪渓入口 | バス停看板 |
左の画像は、大雪渓入口のすぐ左側の看板で、看板の半分が雪に埋まっています。また、右の画像では、左下にバス停の頭の部分が少しだけ見えています。
いずれも、先週とほぼ同じ状態です。
トイレ前 | 県道乗鞍岳線 |
トイレ周辺についても、先週とほぼ同じ状態です。右の画像は左上から右下にかけて、県道乗鞍岳線が大雪渓前を走っています。雪解けが進んでくると、雪面の様子から、道路の位置が判別できるようになってきますが、まだ、その気配は見られません。
ツボ足なら10センチ程度の沈み込み |
前頁で、樹林帯のツアーコースを出て、位ヶ原に上がる森林限界付近の急斜面には、ある程度の木々があり、比較的新雪が積もっていることがあるとお伝えしました。それとは逆に、大雪渓は、ご覧のように、ツボ足でも10センチ程度の沈み込みで、なんら問題なく登って行くことができる状態。スノーシューやシールの場合だと、全く沈み込まない固い雪質です。シールにいたっては、ほとんど跡もつかないほどです。
ハイシーズンのスキーゲレンデのような状態 |
固いといっても、アイスバーンではなく、新雪状態からそのまま時間が経過して落ち着いた状態になったといったほうが正解かもしれません。新雪状態からすれば、固いという表現になりますが、ハイシーズンのきれいに整備されたゲレンデの状態に近いといったほうがより的確かもしれません。
広大なフラットバーンを快適に滑走できます |
したがって、やわらかい足裏感覚は味わうことはできないものの、風紋で滑走することさえままならない状態や、重い新雪に閉口するような状態よりも、はるかに快適にハイスピードで、広大なフラットバーンを滑走することができます。
この時期、まだ、営業しているスキー場は数多くありますが、これだけの雪質のゲレンデはおそらくないかと思います。
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