ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版 Vol.8(2007/05/03〜05) @
【大雪渓】
前回の ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版Vol.7(2007/04/28〜30) では、GW前半の様子をお伝えいたしました。そして、今回はGW後半の様子をお伝えするわけですが、多くの方が3日〜6日までの長期のお休みとなったと思います。
GW前半の最終日の4月30日(月)は、いつもは強く吹く風もなく、穏やかな天候で、夕方までよく晴れましたが、翌日の5月1日(火)は三本滝付近でも霙で、位ヶ原山荘付近では完全に雪。除雪を終えた路面も白くなってくる中、位ヶ原山荘行きの春スキーバスの試運転が行われました。そして、翌日の5月2日(水)も、まだ雨が残り、終日降ったりやんだりの天候でしたが、GW後半の始まる5月3日(木)から5日(土)は、ほぼ終日、よい天気に恵まれ、多くの方が春スキーにお越しになりました。GW最終日の5月6日は朝の3時くらいから降り始めた雨が、明け方にはまとまった降り方となり、午後になって小雨になってきたものの、終日雨の一日となりました。
県道乗鞍岳線は、4月中旬〜下旬には位ヶ原山荘まで除雪が完了し、GW前半から春スキーバスの運行が期待されましたが、5月1日(火)に試運転が行われた結果、5月3日(木)から運行開始が決定され、凍結積雪のため、5月5日(土)から実際の運行が開始されました。
今回は5月4日(金)・5日(土)のツアーコース〜大雪渓にかけての様子に加えて、5月1日(火)の春スキーバス試運転の模様、そして、運行が中止となった5月3日(木)・4日(金)の三本滝レストハウス・バス停付近の様子と、運行初日の5月5日(土)の様子を順を追ってお伝えいたします。
【5月1日(火) 春スキーバス試運転】
明け方から雪が降り始めます | 路面はだんだん白くなってきます |
位ヶ原山荘行きの春スキーバスは、予定では、例年、GWに運行が開始されます。5月1日(火)、運行開始に向けた試運転が行われます。明け方から降り始めた雪が次第に路面を白くしていき、試運転そのものも、実施されるか心配なほどです。
試運転のバスが到着 |
三本滝を出発した一台のバスが到着します。
山荘横の転回場所で方向転換 | 除雪が十分できないので、奥までバックできません |
位ヶ原山荘横の転回場所で、バックして方向転換します。ただ、この時期はまだ除雪が十分出ないので、しっかりと奥までバックできません。
三本滝から上部の県道乗鞍岳線の道中で、大型バスが展開可能な場所は限られていて、位ヶ原山荘横と大雪渓駐車場の二箇所です。7月から10月まで運行されるシャトルバスの場合、悪天候で岐阜県側の乗鞍スカイラインが通行止めになると、終点の畳平は手前の県境のゲートが、閉鎖されます。県境付近は幅が4メートル程の狭い道路で、大型車の転回はとてもできる状態ではありません。したがって、終点の畳平が閉鎖されると、県道乗鞍岳線のシャトルバスは、畳平の手前の肩の小屋口バス停(大雪渓前)までの折り返し運転となります。
肩の小屋口バス停は、大型車が転回できる駐車場はあるものの、バス停から大雪渓に向かうスキーヤー専用道と、バス停から50メートル離れたところにあるトイレと山頂に向かう登山道以外は、売店などの施設は何もなく、一般の観光客にとっては何も面白みのないバス停であることは間違いありません。
ただ、何もない所にも、視点をちょっと変えて見ると、いろんなものが見えてきます。今年も5月半ばから、2007シーズン ノリクラ雪渓カレンダーを開始する予定です。高山植物や周辺の景色の移り変わりなど、そんな些細な変化を今年もお届けしたいと考えています。
関係者で協議 |
道路管理者、バス運行会社、そして、地元関係者などの協議の上、運行の可否を検討します。
雪はどんどんひどくなり、路面は真っ白 |
しかし、雪の降り方はどんどんひどくなり、路面は完全に真っ白の状態になってきました。
ひどくなる前に下山 |
これ以上、ここで協議を続けていると、下山することができなくなる恐れがあるため、山麓に場所を移して、協議を行うこととなりました。その結果、5月3日(木)を運行開始日と結論付けたようです。
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