ノリクラ 雪渓カレンダー

プレリリース版 Vol.8(2007/05/03〜05) B

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(Update:2007/05/10)

 

【5月4日(金) 積雪で運休】

夜半に降った霙から、一変して快晴の朝を迎えた三本滝レストハウス。駐車場の路面は、まだ、乾ききっていません。レストハウスの屋根に残った雪も太陽の光で徐々になくなって行きます。

運行開始予定日だった昨日は、30人以上の人が三本滝のバス停前に並びました。しかし、今日は誰もいません。

 

積雪で運休。早々に決定 バス停に貼り出されています

昨日は、出発時間間際に運休が決定されましたが、夜半の霙は上部では積雪となり、昨日以上の道路状況となったようで、今日は早々に運休が決定され、バス停に貼り出されました。

 

ありゃ〜。運休だぁ〜! 説明に応じるバス会社係員

この天候ですから、まさか運休なんて予想もしない方が多く、バス停の掲示を見て、ちょっと驚かれた様子です。どうしてこんなに良い天候なのに、積雪運休なのか、係員に説明を求める方もいらっしゃいます。

「運休なら、もっと前もって出してくれないと...」と、おっしゃっていた方も見えました。直前の運休は今日の予定が狂ってしまうことは確かですが、山麓と上部では、状況が全く異なることがあり、当日のパトロールを実施しないと、運行できるかどうか判断ができないことが多いのは確かです。

この時期、一旦、天候が崩れれば雪が降り、氷点下になれば路面が凍結します。積雪量が多いため、雪の壁から溶け出た水が、夜になって凍ることは、特に不思議なことではなく、岐阜県側の乗鞍スカイラインが、5月中は早朝便を中心に運休になるケースが多いのはこのためです。

 

ザックに板をつけて... バスが動く予定でノリクラに来たのに...

駐車場では、大半の方が、ザックに板をつけたり準備を始めてています。こちらの方は、今年は今回が始めてのノリクラ。今日は白山に行く予定でしたが、まだ、通行止めのため、春スキーバスが運行されるノリクラに予定を変更されたとの事。でも、運休でちょっと残念なようです。冬場のノリクラを歩くことには慣れていらっしゃるとのことですが、この時期はラクしてのんびりしたいとおっしゃってました。

 

山頂に登頂することを予定していたものの、バスが運休になり、山頂まで行けるかちょっと不安そう...

 

今日もいつもと同じように大雪渓・位ヶ原を目指して、ツアーコースを進んで行きます。

 

 

【かもしかゲレンデは雪解けが進みます】

かもしかゲレンデは雪解けが進む きれいな踏み跡

三本滝レストハウスにあるかもしかゲレンデは、先週までは、地面の出ているところがほとんどありませんでしたが、この一週間でかなり雪解け進み、北寄りの急斜面にはほとんど雪がなくなっています。

また、今日は気温が高く、朝から緩んだ雪質で、真夏の大雪渓と同じくらいのやわらかい状態です。団体の方がお越しになっていることもあって、今日はきれいな踏み跡がついています。この雪の状態でバラバラに歩くと、ツボ足だらけとなってしまい、どうにも歩きにくい・滑りにくい状態となります。必ず、前に行った人のトレースを歩くようにしてください。

 

ヘアピンカーブを登って、さらに上のゲレンデへ

ゲレンデから車道に出たら、いつものようにヘアピンカーブを登って、さらに上のゲレンデに行きます。

 

ゲレンデ全体で雪解けが進む

こちらもかなり雪解けが進んでいます。

 

だんだん高原の素顔が見えてきます せせらぎの勢いに耳を傾けて...

雪解けとともに、だんだん高原の素顔が見え隠れするようになってきます。そして、雪解け水の勢いが、春の訪れを一層感じさせてくれます。せせらぎの心地よい音に耳を澄ませて、ちょっと一休みです。

 

ダケカンバの春はもうまもなくです

まだまだ、褐色一辺倒のダケカンバの林も、もう少しすれば芽吹きの季節がやってきます。そして、ツアーコース入口も、もう少しです。

 

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