ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.1(2007/05/12〜13) B
【かもしかゲレンデにはもう雪はありません】
かもしかゲレンデ − この一週間で雪はほとんどなくなる |
先週まで滑走することのできたかもしかゲレンデは、ご覧のようにほとんど雪がありません。この一週間で大きな変化を見せています。
雪解けのゲレンデにはふきのとう | つぼみのような状態は数日前まで雪があった証拠 |
雪解けが終わった箇所には、春の芽吹きが一斉に始まります。ご覧のようなまだつぼみの状態のふきのとうは、あっという間に花を開かせます。ですからこのような状態のものは、雪解け後、間もないもので、数日前(場合によっては前日まで)雪が残っていたことを示しています。
ゲレンデを歩いて、さらに一段上のゲレンデもご覧のように雪はありません。いつものようにここから少しだけ車道を左方面に歩きます。
ヘアピンカーブをまわって、最上部のゲレンデに進みます。
ゲレンデ最上部にも雪はありません | ダケカンバの芽吹きはまだ... |
かもしかゲレンデ最上部でも、もう雪はありません。このあたりはクマザサが生い茂っていますが、ゲレンデ部分は刈払いが行われていて、歩きにくいところはまったくありません。刈払いが行われていない、ゲレンデ周辺では、若い緑のクマザサが目にまぶしく写ります。
今年は木々の芽吹きが昨年より若干遅く、ご覧のダケカンバ以外にも、乗鞍高原周辺の桜がようやく開花をはじめ、シラカバやカラマツの芽吹きも遅れている感じがします。
【ツアーコース入口】
ツアーコース入口 |
こちらはツアーコース入口。一面、クマザサで覆われています。これまでの白一面の世界から、若い緑の明るい春の色です。
クマザサは押し倒されて、雪の中では完全に真横になっている |
積雪のあるところでは、ほとんどクマザサの様子はわかりませんが、クマザサは雪に押し倒されて、雪の中ではご覧のように完全に真横になっています。
起き上がるとかなりの高さに |
したがって、雪解け後のクマザサは、ご覧のような状態になります。右側にストックが写っていますが、それとほぼ同じくらいの高さです。撮影した場所はゲレンデからツアーコースに一段上がったところですが、この先の急斜面に差し掛かると、クマザサの身長はさらに高くなり、完全に人の背丈よりも高くなります。急斜面の様子はこの後すぐにお伝えしますが、いまのところ、急斜面のクマザサは雪の下です。
全体的に雪解けが進んでいる |
全体的にどの箇所でも、雪解けが見られます。
急斜面に見られる雪解けのコロニーは... | 木の切り株 |
ゲレンデに近い下部では、雪解けとともに姿をあわらしたのはクマザサでしたが、急斜面で雪解けとともに姿を現したのは樹木の切り株。かなりの数が見られます。
それでも、切り株の多い右寄りのコースを避けて、左寄りのコースを進めば何とか滑り降りることができます。ただ、今回の取材の5月12日(土)朝の段階では急斜面からの滑り出しの部分に問題はありませんでしたが、5月13日(日)の夕方では、急斜面から滑り始める箇所で雪解けによってコースが途切れているところが出てきました。
今日は春スキーバスが運行されましたので、ツアーコースを歩いて登る方は見かけることができませんでした。ストックやピッケルの変わりにスコップを持ってツアーコースを登っていかれるボードの方に出会いました。
これからキッカーを作って遊ぶんだそうです。これまで、山スキー・山ボードの方ばかりでしたが、やはり春になって、色々なジャンルの方がお越しになるようになってきました。
適当な斜面が見つかるまで、さらに上部に登って行きます。
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