ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.1(2007/05/19〜20) B

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(Update:2007/05/24)

 

【かもしかゲレンデ】

かもしかゲレンデ

それではツアーコースに向けて、三本滝レストハウスからかもしかゲレンデを登ります。先週までは所々に積雪がありましたが、ご覧のようにほぼ完全に積雪がなくなりました。

 

ゲレンデはふきのとう畑

先週もお伝えしましたが、雪解けが進んだゲレンデにはふきのとうが出始めます。先週の小さなつぼみの状態から、完全にカリフラワー状の大きなものになり、ゲレンデはさながらふきのとう畑と化します。

 

夏になればヤナギランとヤマハハコのピンクと白

ゲレンデを歩いて、さらに一段上のゲレンデもご覧のように雪はありません。かもしかゲレンデは、今はふきのとう畑となっていますが、夏になれば、ヤナギランやヤマハハコといった高原(山地帯〜亜高山帯)の植物がピンクや白の花をつけます。かなりの群生となっていますので、シャトルバスからよく観察することができます。特にピンクのヤナギランの群生はなかなか見ごたえのあるものです。

ちなみにバスの車窓から沿道をずーっと眺めていると、乗鞍高原の亜高山帯から徐々に高度を上げて、位ヶ原付近から始まる高山帯まで、その植物の分布が徐々に変わっていく様子を確認することができますので、そのあたりもノリクラのシャトルバスの楽しみ方といえるでしょう。高山植物の季節は、ちょうどバスが運転を開始する7月頃です。

 

ヘアピンカーブをまわって、最上部のゲレンデに進みます。

 

ゲレンデ最上部も、ほぼ、完全に雪はありません。乗鞍高原のシラカバは青い芽吹きを見せていましたが、こちらのダケカンバはまだその気配は見られません。もっとも、乗鞍高原とツアーコース入口ではすでに、標高500メートルもの差があります。

 

 

【ツアーコース入口】

ツアーコース入口 − 行く手を阻むものがいくつもあります

かもしかゲレンデをさらに進んで、こちらはツアーコース入口。かなり雪解けが進み、乗り越えなければならない「難関」が、至る所で行く手を阻もうとしでいます。

 

クマザサ ルートは刈払いされています

その一つがこちらクマザサです。高いところでは人の胸の高さ以上のところもあります。しかし、右の画像のようにルートだけ刈払いが行われています。昨年の秋の段階では、行われていませんでしたので、降雪までの時期か、数日前に行われたのかもしれません。

刈払いが行われていないと、とても進める状態ではないところが何箇所かあります。

 

場所によっては広めに刈払い ルートが川になっている

場所によってはかなり広めに刈払いが行われていて、安心して歩くことができます。しかし、登っていくにつれて、それも細くなり、踏み固められたルートは、右の画像のように川になっています。結構な流れで、所々、粘土質のところもありますので、注意が必要です。

 

急斜面

クマザサのエリアを抜けて、こちらは急斜面に差し掛かるところ。

 

雪よりも切り株のほうが多い状態 降りるときは斜滑降とキックターンの繰り返し

先週は雪の部分のほうが多かったものの、今週は逆転し、巨大な切り株だらけの状態です。実際に降りてくるときでも、斜滑降とキックターンを繰り返しながら、行く先のルートを探して滑る状態です。

 

急斜面の最上部 この反対側まで位ヶ原から滑走可能

急斜面を一番上まで登り詰めると、右の画像のようにクマザサと倒木が行く手をさえぎっています。位ヶ原からこのクマザサの反対側までは何とか滑走できる状態です。

 

帰りはこのクマザサに足を滑らせないように注意

行く手を阻むクマザサを乗り越えて、反対側から見下ろしたところ。帰りは逆にこのクマザサに足を滑らせないように下に降りる必要があります。

 

ここからは先は位ヶ原まで何とか雪はつながっています。

 

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