ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.2(2007/05/19〜20) C

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(Update:2007/05/24)

 

【ツアーコースは切り株だらけ】

ノリクラ雪渓カレンダーVol.1(2007/05/12〜13 C)

先週と比べても切り株の量が増えていることがわかります

こちらは急斜面を登りきり、なだらかな緩斜面に進んだところ。先週はポツリポツリとしか見えていなかった切り株が、ご覧のような有様です。

 

急斜面から数十メートル進んだところ 先週から50センチの雪解け

急斜面を登りきって数十メートルのところです。左の画像の左側に見える切り株は、先週の段階で50センチほど頭を出していましたが、今週はご覧の状態にストック一本分の高さになっています。この一週間で50センチ以上の雪解けがみられます。

 

@の標識付近 先週から60センチ雪解け

こちらはさらに少し登って@の標識のあるあたり。先週から60センチ近くの雪解けが見られます。

 

12:30頃、最初の方がツアーコースを降りてくる

このページの最初の画像と比べていただくとお分かりになるかと思いますが、青空が次第にどんよりとした鉛色のものに変化していく様子を伺うことができます。このとき時刻は12時30分頃。最初の方がツアーコースを滑り降りてこられました。肩の小屋まで行き、滑り降りてきたそうですが、そのときにはすでに周囲が濃霧に覆われ始めてきたとのこと。

 

12:40頃 まとまった雨が降り始める 25年前からお越しのヘビーユーザー

さらに10分後、こちらの方々が降りてこられる頃から、まとまった雨が降り出すようになってきます。

今日は岐阜県側の乗鞍スカイラインから畳平を経由してお越しになる予定でしたが、通行止めであることを現地でお知りになり、そこから車を飛ばして、三本滝までやってきて、ツアーコースを登っていったものの、森林限界付近から濃霧のため、ツアーコース出口付近から滑り降りてこられたとのこと。

25年前から3年前までの22年間は、毎年ノリクラにおこしになっていたというヘビーユーザー。かつてはラッセルで山頂を目指したこともあり、「やはり3000メートル級の山は、2000メートルクラスとは、スケールが違う。」とおっしゃってました。
ノリクラの魅力は3000メートル級の山であるということと、広大な山肌が山麓までつながっていることのスケール感が、人々に大きな魅力を与えるものだと思います。

 

 

【ツアーコース】

13:20 雨から吹雪に − 一斉に下山

雨の降り方が次第に強くなり、そして、雨から霙、そして、氷の粒のような雪に変わっていきます。北から吹き付ける風で、顔は氷の粒にたたきつけられ、前を見て歩くことができないほどです。

突然の吹雪で、ツアーコースは一斉に下山するスキーヤー・ボーダーがどんどん滑り降りていきます。画像でははっきりと吹雪の様子が伝えられませんが、まさしく「春の嵐」という表現がぴったりの状態です。

特にこの時期になると、晴れれば暑く、機能性のよいレインウエアでも暑さを感じ、脱げば再び降り出すといったことを繰り返し、なかなか、厄介な状態です。

 

ノリクラ雪渓カレンダー
Vol.1(2007/05/12〜13)C

先週から50〜70センチほど雪解け

こちらはBの標識のところ。先週と比べて50〜70センチほど雪解けしています。

 

春のくすんだ雪面に雪化粧 30分ほどの降雪で2〜3センチの積雪

この吹雪で春のくすんだ雪面もご覧のようにうっすらと雪化粧が施され、再びきれいな白一色に戻りつつあります。30分ほどの吹雪で2〜3センチほどの積雪です。

 

ツアーコース上部にくると雪解けが少なくなる 先週より20〜30センチの雪解け

ツアーコースはBの標識の付近まではかなり雪解けが進んでいましたが、それより上部は雪解けが少なくなってきます。先週からあらわれ始めたDの標識の付近は先週と比べて、20〜30センチ程度の雪解けです。

 

窪みの箇所も、Eの標識の箇所も、先週とほとんど変わらない

左の画像の窪みの部分も、右の画像のEの標識も、先週とほとんど変わりありませんん。先ほど申し上げたようにツアーコース上部までやってくると、雪解けが少なくなってきます。ここを過ぎれば、ツアーコースの出口までもうすぐです。

 

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