第4回 乗鞍スカイラインサイクルヒルクライム
2007/06/03 A
【大会会場、平湯峠】
大会会場の平湯峠 |
こちらは大会会場の平湯峠。時刻は7時20分、競技開始の40分前です。
競技開始を待つ選手 |
今回の大会はエントリー494名、出場者456名で、競技開始を待つ選手が会場周辺を走ったりしてウォームアップをしています。
かつて、マイカー規制前の平湯峠は、桔梗ヶ原や大黒岳などポイントでご来光を拝む人たちの車の列が夜中から並び、午前3時30分の開門を待って、一斉にエンジンを唸らせながら登って行ったものです。平湯峠付近には数十台程度の車を駐車するスペースはありますが、シャトルバスの停留所は設けられなかったため、マイカー規制後はほとんど訪れる人もなく、このような賑わいは、年に一度のこの大会のだけです。
選手や関係者の駐車スペース |
平湯峠にある数十台の駐車スペースは、今回の大会会場になっています。来場した選手は、平湯峠周辺の道路沿いの空き地に駐車します。この空き地は平湯峠からほうのき方面に向かってかなりのスペースがあり、かなりの台数が駐車できます。そして、駐車場では、ローラー台を車から降ろして、ウォームアップされる選手の姿があちこちで見かけることができました。
【ゴール地点の畳平】
畳平入口 − 今日のゴール地点 |
標高1684メートルの平湯峠から乗鞍スカイラインを上り、こちらは国内自動車道最高標高地点の畳平入口。標高2702メートルのこの地点が今日のゴールです。平湯峠から14.4km、平均勾配7%です。
計時など、各スタッフはすでにスタンバイ |
時刻は8時を少し過ぎたところ。選手の方々は、すでに平湯峠をスタートしているはずです。ゴールエリアでは、計測のスタッフが待機しています。計測は各選手の車両に取り付けた発信機の電波を捕捉する方式が一般的ですが、トラブルなどを考えて、ビデオ撮影も同時に行っていました。ちなみに長野県側で実施される8月の全日本マウンテンサイクリングでは、ビデオではなく、スタッフの目測で行っています。
さて、400名以上の選手が出場するこの大会では、出走はクラスごとに分かれて行われます。実業団(BR−2、BR−3、女子)、ロードレーサー(男子:ジュニア・アンダー23・エリート・マスターズ、女子:ジュニア・エリート・マスターズ)、MTB(男子、女子)それぞれの部門が、実業団(BR−2)の8:00を皮切りに、3分間間隔で出走します。出走時刻と順序は下記の表のとおりです。
出走時刻 | クラス |
8:00 | ・実業団(BR−2) |
8:03 | ・実業団(BR−3) ・実業団(女子) |
8:06 | ・ロードレーサー(男子)マスターズE
(61歳以上) ・ロードレーサー(女子)エリート (19〜29歳) ・ロードレーサー(女子)マスターズ (30歳以上) ・MTB男子 ・MTB女子 |
8:09 | ・ロードレーサー(男子)ジュニア (13〜18歳) ・ロードレーサー(男子)アンダー23 (19〜22歳) ・ロードレーサー(男子)エリート (23〜29歳) |
8:12 | ・ロードレーサー(男子)マスターズA
(30〜35歳) ・ロードレーサー(男子)マスターズB (36〜40歳) |
8:15 | ・ロードレーサー(男子)マスターズC
(41〜50歳) ・ロードレーサー(男子)マスターズD (51〜60歳) |
実業団のBR−2とBR−3のスタート時刻の差は、3分しかありません。そのため、BR−2の選手が最初にゴールしても、3分以内にBR−3の選手がゴールした場合、総合優勝はBR−3の選手となるわけです。実際、昨年の大会はその状態でした。もちろん、一般の部門でも、同様のことが考えられますので、総合優勝は各部門のそれぞれのトップの計時が終了しないとわからない状態です。
出走リストを何度も確認 |
したがって、取材のカメラマンの方々は、それぞれの部門のトップ選手を撮りこぼさないよう、ゼッケン番号などを何度も何度も確認しています。
撮影アングルの確認 |
こちらのムービーのカメラマンは、どの方向から撮影したほうがよいかなど、打ち合わせです。
気温は5℃、観客はみんな長袖 |
県内の高校の自転車部の選手も出場することもあって、ゴール地点には、選手の到着を待つ一般の方も集まって来ました。この日の気温は5℃。全員が長袖です。
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