ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.11(2007/07/21〜22) A
【雪渓下部 T】
大雪渓入口 | 入口付近の雪解けが広がってきています |
それではここからはいつものように大雪渓の様子をお伝えします。左の画像は大雪渓入口の様子。先週から看板の向こうに見える雪渓で岩が出始めていましたが、今週はかなりの雪解けが目立ち、右の画像の遠景でも大雪渓入口付近の雪解けが広がってきている様子がわかります。
雪渓下端部分の雪解け − 昨年より1週間早い状況 |
こちらは前述の看板の向こうに見えた雪渓下端部分の雪解け。昨年より1週間早い雪解けです。ご覧のようにこの雪解けの上部にはモーグルコースがあって、この部分の雪解けでコースが数ターン短くなっています。
車道沿いの箇所よりも一段上がった地形となっている | 幅は4メートル |
この部分は車道沿いの箇所よりも一段上がっている地形となっています。右の画像の左端に大きな岩が写っていますが、そこからちょうど段差となっています。幅は4メートルで昨年より1週間早い状況です。
手前の岩から車道まで15メートルの距離 | 雪渓の下端は先週と大きな変化はない |
雪渓下端は先週は車道から10メートルほどでしたが、左の画像の手前に映る岩の部分から車道までは15メートルほど。ただ、その先の雪が残っている部分を見てみると先週とあまり変わりありません。したがって、先週の段階で昨年と比べて2週間早い雪解けでしたが、今週は1週間早い状況です。
ウラジロナナカマド | 全面的につぼみが付いています |
こちらは大雪渓入口にあるウラジロナナカマド。先週はつぼみがちらほらと付いている様子を伺うことができましたが、今週に入って全面的につぼみが付いている様子を目にすることができます。
登山道入口 − 昨年より1週間遅い雪解け | 幅は4メートル |
こちらは登山道入口付近。先週は昨年とほぼ同じ状況でしたが、今週は雪解けが進まず昨年より1週間遅い雪解けです。
入口付近の登山道と雪渓とは高さ2メートルほど | 登山道入口からここまで100メートル弱 |
入口付近では登山道と雪渓とでは高さ2メートル以上の差があります。先週は1〜1.5メートルでしたので、少なくとも50センチ以上の雪解けが見られます。また、登山道をしばらく進むと雪の上に差し掛かりますが、登山道入口からここまで100メートル弱です。
右の画像の状況は昨年と比べて1週間程度早い状況です。
ここから雪渓の上を歩く | モーグルコーススタートの岩まで40メートル |
ここからは雪渓の上を歩くことになりますが、目標は右の画像に見えるモーグルコーススタートの岩の左側です。そこまでおよそ40メートル。ご覧の方々はほとんど普通のスニーカー。しかも雪の上を歩いた経験がないとのことで、ここで断念して引き返しました。
滑らずに登り下りできるかどうかは、装備と技術の人的な要因と、斜度や気温などによる雪渓の状態によって決まってきます。少しでも不安があれば引き返したほうがよいでしょう。山頂へのルートは畳平から安全に向かうことができますので、今の時期ならばあえてここを選ばなくてもよいでしょう。
ロープに沿うように左上へ | モーグルコーススタートの岩まで行くと再び登山道 昨年より1週間早い雪解け |
モーグルコーススタートの岩まではロープがありますので、それに沿うように左上に向かって進んでゆきます。モーグルコーススタートの岩にたどり着くと再び登山道が現れてきます。
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