ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.12(2007/07/28〜29) F

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(Update:2007/08/02)

 

【雪渓上部 U】

雪渓上部左側 − 上は昨年並み、下は2週間早い雪解け

さて、そろそろ雪渓上部左側の状況が気に始める頃になってきました。こちらの雪渓上部左側は大雪渓エリアの中でももっとも雪解けが遅く、そしてバーンの一番左寄り(南寄り)の部分はノリクラシーズンが終わっても積雪が残ることが多く、そのまま冬季に入って降雪が始まってしまうこともあります。したがって、左寄りの部分は数年前の雪が残っている状態になっています。

当WebSiteが取材を開始した2000シーズン以降は、毎年積雪が残ったまま冬を迎えています(WebSiteの開設は2001シーズンから)。画像としての記録はないものの1999年秋に全面雪解けしていますので、現存する積雪は古いもので7年前ということになります。

下端から − 昨年より2週間早い雪解け

雪渓上部左側は上部と下部で積雪の状況に大きな開きがあります。上部は昨年並みの状況ですが、画像に写る下部は昨年より2週間早い雪解け。滑走部分としては画像中央に横切る岩より上部となります。それでも十分な滑走距離はあります。

 

雪渓上部を左右に分ける尾根 高さ2〜3メートル

雪渓上部を左右に分ける尾根は高さ2〜32メートルほどになっています。

上端まで30メートルほど − 昨年より2週間遅い雪解け

上端まで30メートルほどの距離があります。昨年と比べて2週間遅い雪解けで、雪渓上部でこの峰のある中央付近がもっとも雪解けが遅い箇所です。大雪渓全体の中でも一番雪解けが遅いといえます。

 

まだまだ訪れる人の少ない状態で静かなノリクラが楽しめます。

 

雪渓上部右側と異なり、たけのこ状の隆起もなく雪質はまずまずといったところです。

 

こちらは上端部分。3〜4メートルほどの積雪があることがわかります。ただ、今後雪解けで上端が下がってくると地形との関係で高さの多い部分が出てくるところがでてきます。現時点の積雪量が雪渓全体の積雪量を表しているものとは考えにくい状態です。

 

今年からノリクラにお越しになっているとおっしゃるこちらの方。「いつもみてますよ〜」と声をかけてくださいました。これまで御岳や針ノ木の雪渓に滑りに行かれていて、ノリクラのことはご存知でなかったとのこと。針ノ木などは落石が多いもののノリクラは石が少なくてバーンも広く、5月からずーっとノリクラにお越しになっています。まだしばらくはお越しになるそうでまたお会いできたらぜひお声をかけてください。

 

まだまだ広大な滑走エリアがありますが、今後、ほかのエリアの雪解けとともにフリーランを楽しむ方やモーグルの方などいろんな方々が集まってくることと思います。少しずつバーンを分け合いながら滑走してくだされば幸いです。

 

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