ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.13(2007/08/04〜05) B

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(Update:2007/08/09)

 

【基礎キャンプ】

雪渓下部にはほとんど人影のない状態ですが、雪渓上部ではレーシングキャンプやこちらの基礎キャンプの方々など、思った以上に多くの方がお越しになっています。

先々週はたったの3人だった基礎キャンプも今日はご覧のとおり。雪渓上部の右側のバーンは大雪渓の中でも特に凹凸の激しい箇所で皆さんでデラがけしてバーンを整地しているのかと思ったのですが...

 

ちょっと触ると、ほら、トップが外に動いちゃうでしょ!

一旦エッジングをしてスキーの先端に手をかけると、「ちょっと触ると、ほら、トップが外に動いちゃうでしょ!」

 

股関節からひねりを加えて...

一斉にデラがけしているように見えた動作もレッスンの一環だったようです。

 

@「ちょっと動かしてみて...」 A「これは簡単に動くでしょ」
B「でもこれは動かないでしょ」 C「なるほど、ちょっとした筋肉のひねりなんですね〜」

単に外から見ただけではなかなかわからない動作の違いが体験できます。後ろからみると関節の動かし方と筋肉の張り方の微妙な差がわかります。スキーは「動」の動きの中でも、「静」の動きが重要であることがわかります。

 

ショートターンは角を食い込ませてからターンに入って...

ご覧のように画面の奥に雪渓上部を左右に分ける尾根がわかります。この付近まで上がって来ると急に斜度が出てきます。「今日は滑走本数が少ない」と毎週のように参加されている方がおっしゃってましたが、濃霧で斜度感覚がない分、急な斜面を登っていることをあまり感じさせないからです。

 

ビデオ撮影 骨盤が常にターンの正面に向くようにしないといけませんね

ビデオ撮影したらその場でチェック。ノリクラでは一本一本が非常に大事であるため、今の一本がどうであったのかすぐに分析できれば、再び登り返した次の一本でどこを注意しながら今度は滑ればよいかわかります。

 

メモを取りながら ターンのマキシマムにすべてをあわせるようにもって行く

人はすぐに忘れてしまうもの。ノートは必需品です。

 

エッジの音をよく聞いて... 山周りと谷回りの音の長さの違いでターンの様子がわかります

自分の滑りを分析するだけでなく、他人の滑りを見ることも重要です。濃霧の中でもエッジングの音を聞くだけでどのようなターン構成をしているかすぐにわかります。

 

荒れたバーンでもスピーディーに切り返して降りてきます。

空気の薄さに体が慣れていません

滑りきるといき絶え絶え。今回はじめての参加でまだ空気の薄さに体が慣れていません。

 

こんな天候ではありますが、雨はほとんど気になるものではありません。そしてこんな天候では日差しがなく明るさがほぼ一定しているため、周りの情景に全く変化がありません。ですから、気がついたらもう16時ちかくになろうとしています。

 

この濃霧の中、本当に最後の最後まで盛りだくさんのメニューをこなしていました。

 

前回あたりまでは、最後に「また来週お会いしましょう!」と挨拶すると「来週はちょっと...」と反応されていたメンバーも、「ハイ、来週もお願いします!」とお応えになる方もいらっしゃるようになってきました。だんだんノリクラが特別なものでなく、ウインターシーズンのスキーと変わらない存在になってゆきます。(それではまた来週お会いしましょう!!)

 

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