ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.14(2007/08/11〜13) F

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(Update:2007/08/16)

 

【ノリクラを駆け上がる人たち】

真昼の位ヶ原山荘

こちらは標高2450mにある位ヶ原山荘。昨年まで休業していましたが、今年は3月から連日営業を開始し10月末まで予定しています。3月の営業開始当初はまだまだたくさんの積雪があり、完全に冬山状態。もちろん県道乗鞍岳線も雪の下で、ここを訪れる人はスキーにシールをつけるか、スノーシューでやってくるしか方法はありませんでした。

ヒルクライマーの休憩場所になってます

さて、シャトルバスの運行が始まって位ヶ原山荘は自転車のヒルクライマーや登山者の休憩場所として多くの方が立ち寄るスポットになっています。位ヶ原山荘に訪れる方は冬も夏も自力やってくる人が多いようですね。

ヒルクライマーの中には必ず立ち寄る常連さんもいらっしゃるほど。山荘には気圧計付きの仏式・英式の空気入れ、パンク修理キット、ロングバルブのロード用のチューブも置いてありますので、道中でパンクした場合、携帯ポンプで十分空気が入らない場合などはぜひお立ち寄りください。(空気入れの使用は無料です。)

 

ざるそばがおいしく感じられる時期は非常に少ないです

時刻は正午近くになっていますが、この日の気温は18℃。それでも強い日差しで少し暑さを感じる気候です。こんな日はざるそばで涼を求めるのが最高の贅沢です。高い山でざるそばが食べられるということが贅沢というより、標高の高い位ヶ原山荘付近でざるそばがおいしく感じられる時期を味わえるということのほうが贅沢です。

 

今年はランナーの姿をよく見かけます

ノリクラを駆け上がってくる方は自転車だけではありません。昨年までは多くありませんでしたが、今年は県道乗鞍岳線を走ってこられるランナーの姿をよく見かけます。

 

位ヶ原山荘はマイカー規制区間内で唯一の給水ポイント

山荘の売店で飲料水を求めて水分補給です。自転車の場合はフレームにドリンクホルダーが二つ付けられ、1リットル以上の水分を持参することができますが、ランナーの場合は持ってきた分がそのまま自重になってしまうためどの方も軽装です。

位ヶ原山荘から畳平までは約5km。観光センターを起点とした場合は約4分の3の地点に給水所があるといったところでしょうか?

 

今日は畳平まで2時間30分の予定です

今日は畳平まで2時間30分の予定で走るとのこと。あともう少しです。

自転車用のビンディングシューズからトレッキングシューズに履き替えて...

自転車でのヒルクライムに物足らなさを感じたのなら、さらに剣ヶ峰まで歩いて登山がお勧めです。自転車用のビンディングシューズからトレッキングシューズに履き替えて山頂を目指す準備をしていると...

 

大雪渓駐車場に駆け上がってきて... 三本滝からトレイルラン

大雪渓駐車場に駆け上がってやってこられた方にお目にかかることができました。三本滝から車道と登山道を使い、もちろん、車道も登山道も走りながらのトレイルランです。取材の申し入れをしようとしたところ「管理人さんですか?...」と声をかけてくださいました。いつもWebSiteをご覧くださりありがとうございます。

 

トレイルランは自転車以上に厳しいものがあります 今日の最終目標地は剣ヶ峰

トレイルランは冬の山岳スキーのためのトレーニングとのこと。自転車でのヒルクライムも経験があり、自転車の場合、若干のアップダウンで足を休めることができるものの、トレイルランは走っている間は足を休める瞬間が全くなく、こちらのほうが圧倒的にきついとのことだそうです。

これから登山道を走って剣ヶ峰を目指しますが、登山客が多いので走れるかどうかちょっと微妙...

 

平地をランニングするかの軽やかな足取りで行きます

まるで平地のランニングをしているかのような軽やかな足取りで登山道をすいすいと駆け上がって行きます。おそらく、普通の登山者の場合、あのスピードで降りてくることすらできないかと思います。

後ほど、山頂までの所要時間をお聞きしたところ。三本滝から剣ヶ峰まで休憩時間を含めて2時間とのこと。普通の登山者がシャトルバスでやってきて途中から登山を開始しても追いつかないタイムです。それでも「上には上がいますから...」とおっしゃるのです。

そして、ノリクラのことを「目的別そして誰にでも楽しめる乗鞍は他にない素晴らしい魅力がある世界」と、評していらっしゃったことを付け加えさせていただきます。そんなノリクラをこれからもWebSiteでご紹介できればと考えております。

 

それでは出発です

そしてこちらの方も出発です。ノリクラは単なる観光地ではなく、大雪渓のスキーやボードのほかに、山頂から山麓まで連続して続く山肌から作られるフィールドを生かした楽しみ方が体験できる貴重なエリアと言えるでしょう。

 

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