ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.14(2007/08/11〜13) �G

【雪渓上部 �T】

雪渓上部全景 − 上は昨年並み、下は３週間早い雪解け

雪渓上部の雪解けの状況はこれまでにもお伝えしているように昨年と比べて上端付近と下端付近では差があります。先週の段階では上の方は１週間遅く、下の方は２週間早い状況でしたが、今週は雪解けスピードが増してそれぞれ１週間ずつ早くなり、上の方は昨年並み、下の方は３週間早い雪解けを見せています。

こちらは先週の雪渓下端の箇所。ご覧のように雪解けは終わり、現在の雪渓下端は３３メートル上昇したところです。

雪渓下端部分 − 昨年より３週間早い雪解け

雪渓下端部分の位置は昨年と比べて３週間早い雪解けです。この１週間でかなりの雪解けを見せたように伺えます。

この激しい雪解けで、雪渓から流れ出る雪解け水はかなりの水量となり、渓流のような早い流れになっています。

雪渓上部右側 − 上は昨年より２週間遅く、下は２週間早い

雪渓上部右側でも上と下では状況が異なり、上は昨年より２週間遅く、下は２週間早い状態です。

北側の一番短い部分は先週の１７０メートルから１４０メートルに、画像の右に写る尾根の右側の一番距離の取れる部分では、先週の２９０メートルから２８０メートルに、そして滑走に利用できる長さは２３０メートルから２００メートルに短くなっています。横幅は１２０メートルから１０５メートルになっています。

リフト土台 − 昨年とほぼ同じ状況	雪渓上部から雪渓中段への連絡部分 ＝昨年とほぼ同じ状況＝

雪渓上段右側の右下付近にあり雪渓中段の上部に位置するリフト土台は、先週は土台の間際まで積雪がありましたが、今週は雪渓までの距離は１３．５メートルでほぼ昨年並みの状況です。また、雪渓中段のコーナーでもお伝えしたように雪渓上部と中段は分離して、右の画像のような状況になり、ほぼ昨年なみの雪解けです。

肩の小屋方面

肩の小屋方面は先週の段階で雪解けが終わっています。ただ、雪渓部分と比べた場合尾根上に高くなってきていることがわかります。

雪渓上端の中央部分の砂地 − 昨年より２週間遅い状況

こちらは雪渓上端の中央部分に見えてきた砂地。昨年より２週間遅い状況です。

雪渓上部右側上端

こちｒは雪渓上部右側の上端部分。上端の位置は先週より１０メートル下がっています。

雪渓上部右側の上端 − 昨年より２〜３週間遅い雪解け

雪渓上部右側の上端では先週から比べて１メートルほど雪解けが進んでいます。いつもお伝えしているように、大雪渓の中でもっとも遅い雪解け状況が推移している箇所で、今週は若干雪解けのスピードが速くなっていて、先週の段階で昨年より２〜３週間遅い雪解けの状況が、今週は、左の画像が３週間、右の画像が２週間遅い状況になっています。

上端から − 昨年並み

先週は雪渓上部から下部へ滑り降りるルートのうち、石碑の岩の南寄りの部分の雪解けが終わり、今週は北寄りの雪渓中段から滑り降りるルートの雪解けが終わって、上部と下部が完全に分離しました。先週と同様、、昨年並みの雪解けです。ここから雪渓上部右側の下端部分（石碑の岩の手間）まで２８０メートルです。

尾根沿いのフラットバーン	きれいに整備しています

こちらは先週も基礎キャンプで使用していた尾根沿いのフラットバーン。そのキャンプにも参加しているこちらの方々、この数週間は毎週お越しになっています。そして、きれいに仕上げたフラットバーン。かつては基礎練習するときは訪れた人々できれいにバーンを仕上げて練習したものです。

滑走距離２００メートル

今日は本当によいコンディション。次の週末のキャンプのため、自分たちででここまできれいに仕上げました。ですから日が傾きかけても、一生懸命練習に取り組もうという気持ちは、朝からきれいな状態のスキー場で練習するのとは訳が違います。

真夏のノリクラの雪質を思う存分楽しむ

表面はかなり緩んできますが、それでも下地は硬い雪があり、春先のように完全にグサグサになることはなく、きれいに仕上げれば、かなりよいコンディションになります。

自分たちで仕上げたバーンはひとしお．．．

自分たちで仕上げたバーンですから、楽しさはひとしお．．．

疲れたことすら忘れてしまうほど何本も何本も滑ってしまいます。

それではまた来週お会いしましょう！

最後の挨拶はやはり「また来週！」で締めくくります。

次の週末にはまた基礎キャンプを行うようですが、フリー滑走するスキーヤー・ボーダーのために、このバーンだけはポールやエア台などを設営せずにあけて置いてください。

きれいに仕上げたバーンに限って、翌日には後からお越しの方がポールやエア台を設営されるケースがあります。どのバーンも自分たちで最初からきれいに整備したものばかりです。自分の滑走エリアは自分たちで整備しなければいけません。これはノリクラでの暗黙の決まりごとですから、念頭において行動してください。