ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.15(2007/08/17〜19) @
【大雪渓】
先週に引き続き、今週もお盆休みという方も多かったのではないかと思います。天候は一時的に濃霧に覆われる時があったものの、ほぼ晴天が連日続き、昨年と同様、お盆休みの間に一度も天候が崩れなかった年は珍しいのではないかと思います。天候そのものは先週と今週と大きな違いは無いものの、今週は空気の冷たさを感じるようになり、秋がすぐそこまでやってきているように感じたほどです。
連日続く晴天のため、シャトルバスは一日あたりの乗客数が1300〜1500名をカウントし、観光客などの人出はまずまずの状態です。ただ、大雪渓入口にある肩の小屋口バス停で下車する方は少なく、大雪渓を訪れるスキーヤー・ボーダーは少な目でした。
大雪渓の積雪は先週より若干雪解けのスピードが落ちてきていますが遅さが目立つほどではありません。雪渓下部で昨年より1週間早く、中段は昨年並みと先週と同じ推移をみせ、上部は上端付近・下端付近ともに先週よりも雪解けが遅くなっていて、箇所によって異なりますが上端付近は昨年より1週間遅く、下端部分が2週間早い状況です。雪渓下部と雪渓中段は滑走には無理があり、メインは完全に雪渓上部となっています。そのため、大雪渓入口付近ではスキーヤー・ボーダーの姿を見かけることはなく、肩の小屋口バス停で下車した登山客やタクシーでお越しになった家族連れなどは、遠くに見える雪渓上部で滑走するスキーヤーの姿をまるで別世界のものを見るようなまなざしで感歎されていました。
いつもは土曜・日曜の週末の様子をお届けしますが、取材・編集の都合から、大雪渓などは17日(金)・18日(土)の様子を、そして最後のページのご来光バスについては19日(日)の様子をお伝えいたします。
【早朝の観光センター】
8月17日(金)、早朝の観光センター前 |
こちらは8月17日(金)早朝の観光センター前です。お盆前半は晴天続きでしたがここに来て少し天候に翳りが見え始めてきました。
薄い雲が掛かります | 山頂を眺めて朝のひとときをのんびりと |
ご覧のように上空には薄い雲が掛かっています。それでも山頂付近ははっきりと望むことができ、、観光センター前のテラスには朝のひとときをのんびりくつろぐ方々が山頂を眺めながらノリクラの朝を楽しんでいます。
観光センター駐車場は乗鞍高原の中でもっともにぎわうエリアであることは間違いなく、様々な方が行き交う場所でもあります。
2週間900kmの自転車旅行、最後は鈴鹿ロードレースに |
早朝から出発の準備を始めるこちらの方々は大学の自転車部のメンバー。長野を出発して渋峠を通り、草津を周って乗鞍高原まで7日間すべてテント泊。今日はこれから県道乗鞍岳線で畳平まで登って高山に抜けるそうです。国道の最高標高地点の渋峠と車道の最高標高地点の畳平を制覇した後は、金沢から琵琶湖を回って、最後には来週行われる鈴鹿ロードレースに出場するとのこと。全行程900km、クライマックスが自転車レースとは良い思い出になることは間違いありませんね。
毎年、全日本マウンテンサイクリングと鈴鹿ロードレースは同じ日に開催されますが、来年はぜひ全日本マウンテンサイクリング in norikura でクライマックスを計画されてはいかがでしょうか?
シャトルバス、7時便 |
こちらは7時のシャトルバス。いつものように改札が行われています。早朝の便ですがお盆期間中ですので、まずまずの人出になっています。
今日は平日ですが2台で運行。6時便も2台で運行され、今日もたくさんの方が訪れることが予想されます。
お盆休みもあと3日間、もうひととがんばり! |
お盆期間も今日を含めてあと3日間。もうひとがんばりです。
8月18日(土)早朝 |
さて、こちらは日を改め8月18日(土)の観光センター前駐車場。
キャンプ用品満載の自転車のグループ |
やはり今日も別の自転車のグループが荷物を満載にして出発の準備を行っています。
今日は美ヶ原へ、最後は富士山登山! |
こちらも大学の自転車部の方々。昨日山頂から降りてきて、今日はこれから美ヶ原に登ってビーナスラインで白樺湖へ向かうそうです。そして、最終目的地は富士山5合目まで自転車で登って、富士山登山で山頂を目指すとのこと。こちらの方々もなかなか壮大な計画です。
松本市西端の乗鞍高原から松本市東端の美ヶ原に向けて出発です。
そんな観光センター前駐車場を後にして、いつものように大雪渓に向けて出発します。
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