ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.16(2007/08/24〜25) C

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(Update:2007/08/30)

 

【雪渓下部 U】

石碑の岩 石碑の岩の下部のバーン

こちらはモーグルコーススタート地点の岩の南側にある石碑の岩。周囲は3週間前の段階で完全に雪解けが終わっています。右の画像の石碑の岩の下部のハイマツ帯の縁にはウラジロナナカマドが点在し、紅葉の時期になるとハイマツ帯を縁取るように赤く染まりますが、まだまだ紅葉には時期が早く、先週と全く変化のない状態です。この付近の紅葉は9月下旬頃です。

 

チングルマ − 綿毛の果が開いています

こちらは毎年定点でお伝えしている石碑の岩にあるチングルマ。先週とほとんどかわらない綿毛の状態を見せてくれています。

 

 

【雪渓中段】

雪渓中段 − 昨年より1週間早い雪解け

モーグルコースのスタート付近の岩と、石碑の岩の間を上っていくところで、雪渓上部の雪渓下部を結ぶ緩斜面です。先々週の段階で手前の南寄り半分がなくなりましたが、先週は奥の部分もかなり小さくなり、今週はこの位置からではほとんど雪渓がわからないほどです。先週と同様、昨年より1週間早い雪解けです。

 

長さ37メートル × 幅17メートル − 昨年より1週間弱早い状況

先週は長さ60メートル×幅24メートルでしたが、今週は37×17メートル。先週までは上端側も下端側もほぼ均一な形をしていましたが、今週は若干下端側の方が多くなっています。昨年はその逆で上端側の方が多い状況でしたので、一概に昨年と比較することは難しいものの、今週は雪解けが早まって昨年より1週間弱早い状況です。

 

登山道から雪渓縁まで17メートル 積雪量がほとんどなくなってきました

雪渓中段の北側にある登山道から雪渓までは先週の10メートルから17メートルに伸びています。先週からあちこちで岩の頭が出てくるようになりましたが、右の画像のように砂地の部分がではじめてほとんど積雪量がなくなってきています。

 

登山道 − 開花した高山植物が少なくなってきました

先週はチングルマが群生している様子が伺えた登山道周辺は今週に入って大半のチングルマが終わっているようです。ただ、よく観察すると、初秋の高山植物がまだまだ咲いているのがわかります。

 

上端から

次の週末には猫の額状態になっていることと思います。

 

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