ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.16(2007/08/24〜25) G

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(Update:2007/08/30)

 

【雪渓上部 V − モーグルコース】

雪渓上部左側 − 上は0〜3週間遅く、下は2週間早い雪解け

こちらは雪渓上部左側。こちらの雪の状態も昨年とはかなり異なり、同じ上端付近でも北寄りのモーグルコース付近では昨年より3週間遅い状態ですが南寄りでは昨年並み。下端付近はそれぞれ2週間早い状況です。

 

滑走エリア下端より − 上端まで138メートル

先週作成されたラインの下端にご覧のように岩の頭が出始めました。雪渓の下端から上端までの距離は先週は3メートル減の150メートルでしたが、今週は12メートル減の138メートルです。

 

そして、先週作成したラインをコブ管理人が一日かけて整備を行います。

 

硬い所はアイゼンで砕いてから... スコップで取り除く

日中でかなり緩んでいますが、所々、硬い氷があります。そんなところはアイゼンで掻き砕いたあと、スコップで削ります。

 

青い空に白い雲のきれいなコントラストが広がっているのに 脇目も降らずに一心不乱

今日は本当によい天気。スコップの手を休めてきれいに浮かぶ雲をご覧になってはと声をかけたくなりますが、一心不乱に最後まで手を止めません。

雪渓上端 − 昨年より3週間遅い雪解け

こちらは雪渓上端。いつもなら、岩の壁からすでに離れていてもおかしくない時期ですが、ご覧のようにまだ岩の壁から離れていません。ただ、右の画像のように、途中に大きな岩が出始めています。この付近は昨年より3週間遅い雪解けです。

 

先週のスタート地点 − ノリクラ雪渓カレンダーVol.15(2007/08/17〜19)G

先週から高さ1メートルほど雪解け スタート地点が2〜3コブ下げられました

先週、上端にあったスタート地点、高さで1メートルほどの雪解けがあり、岩の頭がライン上に出てきたため、スターと地点は2〜3コブ下げられました。

 

スコップ作業が終わって、ようやく一休みです。

 

あとはデラを入れたら完成です。

翌日の8月25日(土)。モーグラーがお越しになっています。

 

ハーフエッジ − 中央部分のエッジがありません

今回はマウンテンサイクリング大会の都合から、8月25日(土)はシャトルバスは運行されているものの、岐阜側から入山されたモーグラーも多かったようです。余談ですがこちらモーグラーの板はハーフエッジ仕様。山スキーのハーフエッジは中央部分しかエッジがありませんが、こちらは中央部分のエッジがありません。新品はトップからテールまでちゃんとエッジがついていたはずですから、いかにハードな使用環境であるかよくわかります。

 

こちらはスタート地点。

ラインは26コブ、95メートル

スタート地点が2〜3コブ下がったことと。下端付近で岩の頭が出始めたことで、ラインの長さは26コブ、95メートルです。

 

今日も果敢に攻めまくります。

 

 

【昨年の今ごろは?】

date:2006/08/26〜27

昨年も夏の雰囲気が残っているような週末で、若干蒸し暑さを感じ、快晴でも秋特有の空の高さはまだ感じられません。それでも日差しが極端に強いというわけでもなく、日が高くなって気温が急激に上昇することがないため、モクモクと湧き上がる積乱雲もそれほど見られません。夏と秋の中間のような感じといってもよいでしょう。今年と同様、晴天の中、第21回全日本マウンテンサイクリング in 乗鞍が行われした。

 

 

<編集後記>

全日本マウンテンサイクリングの特集は後日お伝えする予定ですが、この週は通常の雪渓カレンダーの取材に加えて、マウンテンサイクリングの取材も行うため、かなり過密なスケジュールとなりました。今回も選手の方々とお会いする中、WebSiteをご覧になって下さっている方も何人かいらっしゃり、少しでも大会の状況を記録として残していけたらと思っています。マウンテンサイクリングの特集は9月中旬ごろを予定しています。掲載の際にはトップページのお知らせのコーナーでご案内いたしますので、今しばらくお待ちください。

さて、先日、取材を終えて岐路につこうとしたとき、それまでよくお越しになっていた常連の方で、今年は体調不良などでなかなかお越しになれなかった方に呼び止められました。「ノリクラの状況は毎週WebSiteでチェックしているが、見ていると『行った気分』にさせてくれる。それどころか、普段は雪渓にしか行ったことがないのに、雪渓以外のノリクラをまるで実際に足を運んで見てきたかのように家族に話すことができる」と、話してくださいました。

ノリクラにお越しになれない方へ「いつかまたやって来たい!」という想いを絶やさないという願いを込めて製作していることは事実で、実体験できないことをあたかも「知ったかぶり」でお話になっても一向に構いません。ぜひ、ご自身の心の内の「お気に入りに登録」してください。

 

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