ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.21(2007/09/29〜30) D

Top-page > Index > Page: 1  2  3  4  5  6  7  8  9

(Update:2007/10/04)

 

【雪渓上部 T】

雪渓上部全景

雪渓上部エリアで積雪が残っているのは雪渓上部左側だけで、一面は岩と砂利と所々にスゲ類などが自生しているに過ぎない状態です。

 

スキーヤー専用道 冬に向けてロープ撤去の準備

こちらは大雪渓入口から雪渓上部に向かうスキーヤー専用道。道の両脇にグリーンのロープが張ってあります。しかし、今週あたりからロープの撤去作業が始まりました。昨年は10月三連休でかなりまとまった降雪となり、ロープの撤去ができなかった箇所がありましたので、今年は早めに実施するとのこと。これまでのような高い気温の日々が続いていると、冬の訪れに対する備えがおろそかになってしまう恐れがあります。でも昨年のように、一度、寒気が訪れると確実に冬化粧に様変わりすることは間違いありませんので油断は禁物です。

 

草原が黄金色に変わりつつある

雪解けが終わって何の変化もなさそうな雪渓上部エリアでも、なんとなく雰囲気が秋色に変わってきています。ミヤマクロスゲなどを中心に草原の緑が徐々に黄金色に変化しつつあります。コバイケイソウの紅葉が終わって、大雪渓エリア全体に広がる草原地帯が一斉に輝き出してきたわけです。

 

雪渓上部左側 − 上端部分は昨年より2週間遅い雪解け

こちらは雪渓上部左側。全体の面積はそれほど大きく変わっていません。それでも積雪量はかなり減少し、先週の段階では右寄りの上端付近では昨年よりも3週間遅い雪解けでしたが、今週は2週間遅い程度まで雪解けが進んでいます。

 

雪渓北寄り下端より − 上端まで72メートル 雪渓下端は落書きの岩より58メートル

雪渓北寄り部分の下端から上端までの距離は先週の85メートルから72メートルに縮小しています。そして、落書きの岩からの距離は先週の55メートルから58メートルにに伸びています。

 

先週のコブライン

先週のコブのラインはご覧のようにまだしっかりとした形を保っています。

 

ラインの長さは先週と同じ13コブありますが、ほとんど停止場所がないため、2〜3ターン手前で停止する必要があります。ただ、このまま雪解けが進むと現在の右寄りのエリアでは長さを確保することは難しくなるかと思います。

 

雪渓上端 − 昨年と比べて1週間早い雪解け

岩の頭が目立つようになってきました

こちらは上端付近。岩の頭がかなり目立つようになって来ましたが、先週と比べて高さで50センチ〜1メートルほどの雪解けです。昨年と比べて1週間早い状態です。

 

雪渓上端 − 積雪がほとんどありません

上端の位置は先週とほとんど同じですが、先週70〜50センチ程度あった積雪量がほぼ完全になくなっています。昨年と比べて2週間ほど遅い雪解けです。

 

<<Back | Next>>

Copyright (C)   乗鞍香辛料監視委員会