ノリクラ 雪渓カレンダー

プレリリース版 Vol.2(2008/03/29〜30) @

Top-page > Index > Page: 1  2  3  4  5

(Update:2008/04/03)

 

【大雪渓】

3月も今回で最後の週末となり、これから春スキー本番の時期にシフトします。ただ、スキー場のリフト営業が今週末で終了することから、おそらく多くの方がリフト営業が終了する前にツアーコースに行ってみようと思った方も多かったのかもしれませんが、今回はかなり多くの方をツアーコースで見かけることができました。28日(金)の新雪がうっすらと積もった29日(土)は午前中は晴れて穏やかな天候でしたが、一日を通して気温があまり上昇しなかったためバーン状態に大きな変化がなく、大雪渓エリアなど上部では多くの方が歓声を上げながら浮遊感を楽しみ、この時期としては今後あまり期待できないほどの好条件に恵まれたと思います。そして翌日の30日(日)は午前中は気温が高く、雪質は水分を含んだ春雪になってきたものの、午後から次第に雪となり、多くの方が滑り降りたガタガタのツアーコースは夕方近づくとバーン状態が回復し始め、二日間にわたって楽しめたのではなかったかと思います。

先週から比べて積雪量はツアーコースで5〜10センチ程度、大雪渓では20センチ程度増加し、やはりこの時期の降雪が積雪量に大きく関与していることがわかります。まだ最大降雪量には達していないと考えられますので、今後の状況次第ではありますが、これからの降雪が楽しみといった所でしょうか?

それでは3月29日(土)〜30日(日)の様子をご覧ください。

◎ 今回の目次

Page-1 : 【3月29日(土)、観光センター】     【スキー場からツアーコースへ】
Page-2 : 【ツアーコース T】     【ツアーコース U】
Page-3 : 【ツアーコース V − 位ヶ原へ】     【位ヶ原】     【雪渓下部】
Page-4 : 【位ヶ原山荘】
Page-5 : 【翌朝の位ヶ原山荘】     <編集後記>

  

 

【3月29日(土)、観光センター】

観光センター − 朝日が差し込みます 全面真っ白、2〜3センチの降雪

早朝の観光センター前駐車場、時刻は6時30分。東の空から力強い太陽が昇り始めます。観光センター前駐車場は昨日からの降雪で2〜3センチの降雪があり、ご覧のように一面真っ白の状態です。

 

空は徐々に青さが増す

天候は晴、日が高くなると同時に空の青さも徐々にはっきりとしたものになってきます。気温はマイナス3℃、初冬にこの気温にめぐり合わせたならばかなりの寒さを覚えるものの、真冬の乗鞍高原はマイナス10℃を下回る朝を迎えることが多く、この気温だと寒さはほとんど感じません。

 

山頂付近も徐々にはっきりと

ノリクラの峰々を望む西の空には北から絶えず流れる雲がその峰々を覆い隠していましたが、こちらも日が高くなると同時に、少しずつはっきりとした姿をあらわすようになってきます。
冷たい空気が弱く流れ、真っ白に雪化粧した乗鞍高原は少しばかり冬に戻ったような感じの光景です。

 

【スキー場からツアーコースへ】

乗鞍高原温泉スキー場 第3駐車場

こちらは乗鞍高原温泉スキー場の第3駐車場。ゲレンデに訪れるスキーヤー・ボーダーの大半が利用される駐車場で、ツアーコースへ向かう際にもここがスタート地点となります。観光センター駐車場と同様、きれいに雪化粧されています。

さすがに3月も最終の週末となると、駐車場の混雑もほとんどないと言っても良いほどになってきます。

大きなザックやスノーシューの方々があちこちに

時刻は8時を少し過ぎたところ。リフト営業開始まで30分近くありますが、ゲレンデに訪れる一般のスキーヤー・ボーダーに混ざって、今日も大きなザックやスノーシューを取り出して準備をされる様子が駐車場のあちこちで確認できます。

 

ツアーコースへ向かう方々の姿が目立ちます

スキー場の営業は今週末の3月30日(日)までで、ツアーコース入口までリフトで向かうことができるのは今回が最後となります。そんな事情も考慮されたかと思いますが、ツアーコースへ向かう装備を整えたスキーヤー・ボーダーの方の姿が特に目立ったと感じられます。

 

リフト始業直後のチケットセンターはツアーコースへ向かう方々ばかり

リフト営業開始の8時30分。チケットセンターにはたくさんの方が集まってきます。ご覧のようにほとんどがツアーコースへ向かう方々ばかり。

 

ツアーコースまではリフト3本(1回券3枚)

1回券は400円、スキー場最上部のツアーコース入口までは3本のリフトを乗り継ぎます。チケットセンターから最初の乗り場まではリフト半分程度の距離を一旦滑り降りることから、最初の1本分を歩いて上部の2本だけリフトを利用される方もいらっしゃいます。スノーシューなどの登行の場合は問題ありませんが、シールでリフト1本分のみを歩き、その後、リフトを利用するときは必ずシールをはずしてリフトに乗車しないといけません。一旦装着したシールをリフトのためだけにはがすのは労力のいることですが、リフトから降りたときスキーが滑走せずに危険です。

 

スキー場最上部、目の前にツアーコース

リフトを3本乗り継ぎ、スキー場最上部のかもしかゲレンデに到着です。そして、目の前にツアーコースの急斜面が出迎えてくれます。

 

すでに30名以上の方が準備 ゲレンデ以上の混雑振り

時刻は9時を少し回ったところ。すでに30名以上の方が準備を始めています。ツアーコース入口を扇型になるように大きく左右に分かれて一斉に準備を始める様子は訪れる方々はもちろん、ゲレンデを滑走されるスキーヤー・ボーダーもリフトから滑り降りる度にその混雑振りに圧倒されたかのような表情を浮かべます。

3月最終の週末でゲレンデに訪れる方は少なくなってくるものの、ツアーコースに向かうツアーはこれからが本番。ゲレンデ以上の混雑振りも驚くことに値しないかもしれません。

 

スプレットボード もちろん滑走面にはシールを装着

スノーボードは左右の足を固定して滑走する道具ですから、スキーのようにそのままシールを装着して登行ことはできません。したがって一般的にスノーシューを別途用意する必要がありますが、こちらのボードは板を左右に分割して2枚にすることができます。もちろん滑走面にはシールを貼って、ビンディングも踵が浮くタイプのものが装着されています。

 

ツアーコースを出発

これならば背負う重量が軽減されて「最強のバックカントリーアイテム」かもしれません(笑)。少しばかり気温の上昇を感じはじめ、アウターをボードにくくりつけてツアーコースを登り始めます。 Next

 

Next>>

Copyright (C)   乗鞍香辛料監視委員会