ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版 Vol.6(2008/04/26～27) ①
【大雪渓】
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４月最後のノリクラ雪渓カレンダープレリリース版です。今週からＧＷに突入される方もいらっしゃるかと思いますが、この時期は荒れた天候になることも多く、山岳地帯では冬に逆戻りして遭難事故の報道を見かけることも良くあるかと思います。４月２６日（土）はまさにそんな天候で、これまでの春の暖かい天候から一変して、雨から霙、そしてあられから雪へと春への陽気とはまるで異なった冬の一日を垣間見せてくれたように感じます。逆に冬から春へと季節が移り変わりつつある時期だからこそそんな一面を見せてくれるのかもしれません。
４月２６日（土）は夜明け頃から小雨の降る生憎の天候。その後も一日を通してこれほどまで変化を繰り返すかと思うほどめまぐるしい天候を見せ、まさに春ならではの荒れた一日となりました。真冬の降雪は登行においても滑走においてもさほど問題ではありませんが、気温が高くて雨から霙やあられに変化する今回の状況では気分的にも辛いものがあり、位ヶ原でのあられの吹雪はとても耐えうるものではありません。
そして降雪は一晩続き、翌日の４月１７日（日）は吹き溜まりで３０センチ程度の降雪があり、早朝まで荒れた天候が続くものの、その後はきれいに晴れ上がり、終日つめたい空気と激しく流れる雲が雪面に様々なグラデションを描く一日となり、大雪渓周辺では歓声を上げながら滑り降りるスキーヤーの姿を見かけることができました。
それではそんな二日間の様子をお届けいたします。
【４月２６日（土）、観光センター】
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| 観光センター | どんよりとした曇空 |
夜明け頃はノリクラの峰々が少し赤く染まって比較的天気の良い状態でしたが、朝の乗鞍高原はご覧のようにどんよりとした天候となり、西の空にはノリクラの稜線どころか山麓の様子すらわからない状態になってきました。
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小雨からまとまった雨脚へ |
そして小雨が降り始め、時折まとまった雨脚を見せるほど。
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雪の山もこれで最後 |
観光センター駐車場脇に除雪された雪の山は真冬の頃は、駐車場の四方を完全に取り囲むほどの状態でしたが、春になった今はこの箇所でもう最後。乗鞍高原から冬の名残がなくなりつつあります。
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徐々に天候は回復 － めまぐるしく変化する一日が始まります |
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突然のにわか雨も次第にやみ始め、１時間もしないうちにきれいな青空が広がり始めます。天候が回復し始めたように感じさせられますが、短時間で変化を繰り返す今日の一日が始まります。
【三本滝レストハウス】
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三本滝レストハウス － ４月２４日から通行可 |
県道乗鞍岳線はこれまで休暇村から山頂方面は冬季閉鎖となっていましたが、４月２４日（木）に休暇村～三本滝ゲート間が開通し、三本滝レストハウス前まで車両で通行できるようになりました。したがって先週までは休暇村ゲレンデから出発していましたが、今回からは三本滝レストハウス前駐車場に車を停めて、かもしかゲレンデからのスタートとなります。
三本滝レストハウス前駐車場は数日前まで雪に閉ざされていたため、まだ完全に除雪が完了せず、アスファルトの上に雪が残っており、さらに駐車スペースもまだ狭い状態になっています。
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| 霙交じりの雨 | この天候でも出発の準備 |
前述の観光センター付近では青空がのぞいていた天候もここでは霙交じりの雨が降ったりやんだりしています。そんな中でも準備を整え出発される方々がいます。
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いつも愛読してくださっているというこちらの方々、今日は早めにツアーコースを登って再び滑り降り、明日は立山に出かけられるとのこと。春山を十二分に楽しんでいらっしゃいますね。
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テラスで空の様子をうかがう |
もちろんこの天候ですから、レストハウスのテラスでは回復を期待しながら空の様子をうかがうスキーヤーの方々がいらっしゃいます。
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| 今回ノリクラ２回目 － ノリクラのすばらしさを友人にも |
３月下旬にもお越しになり、春のノリクラはすばらしいからと今回はご友人を誘ってお越しになったこちらの方、お話を聞くとノリクラでビューされる際にＷｅｂＳｉｔｅを参考にしてお越しになったとのこと。「あれがなかったらここには来られなかった。３月の時の自分の写っている記事を印刷して職場で自慢しました。」とのこと。
一層雨脚が強くなる中、ノリクラへの想いを熱く語ってくださるにはちょうどよい時間が流れたように感じます。
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三本滝ゲートまで通行可能となり、３月下旬のスキー場の営業終了と合わせて閉店されていた三本滝レストハウスも営業再開の準備が始まります。
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三本滝レストハウスも営業開始！ |
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自販機への商品の充填など、準備はこれから少しずつ進んで行きます。店舗内の喫茶などは昨日より営業が開始されたそうです。
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この天候で登行はあきらめて乗鞍高原の観光へ |
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早々に出発する方や、天候を見ながらどのタイミングで出発するか思案する方など、そして、今日は早々にあきらめて乗鞍高原の観光に切り替えられる方などさまざまです。「どこか早朝からでもやっている温泉はありませんか？」とおっしゃりながら、ルーフの板をおろすことなく載せたまま車に乗り込んで行かれました。
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霙交じりの雨がやみ、太陽が差し込む |
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強弱を繰り返す霙交じりの雨もやみ始め、東の空には青空がのぞくようになり、太陽の光も差し込んできます。
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| すばやく準備を整え | かもしかゲレンデへ出発 |
この天候を逃すともう出発することはできません。すばやくシールを貼ってレストハウスを後にします。（→ Next）
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