ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.1(2008/05/17〜18) D

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(Update:2008/05/22)

 

【5月18日(日)、春スキーバス】

1台目の春スキーバスの到着

日付が変わり、翌朝の位ヶ原山荘に到着した春スキーバスの1台目。いつもより早めの到着です。

 

春山入山計画書への記入

下車された方々は春山入山計画書への記入など、出発の準備に取り掛かります。

 

強い日差しにウェアはザックへ

ボードをザックにくくりつけていざ出発と思ったものの、バスが到着することからしっかりとした青空が広がり、強い日差しに脱いだウェアをザックに押し込みなおす光景も見られます。

 

ピストン輸送 − 折り返して三本滝へ

先ほどの1台目からほどなく2台目が到着します。どちらも定刻よりも早めでありましたが、すべての乗客が下車すると再び三本滝へ戻ってゆきます。昨日以上の人出で、ピストン輸送を余儀なくされているようです。

 

強い日差しで雪面が緩んでもアイゼンは必須

日差しはますます強くなってきますが、ひんやりとした空気が入り込んでいて、昨日と同様、雪面はいつものような緩み方ではありません。それでもこの天候ならばツボ足でも十分歩いて行けることと思います。それでも天候の急変でバーン状態も大きく変わります。

今日のようにたくさんの方が山頂を目指せば、多くの足跡が残り、それをトレースして行けば、雪面の硬い日でも歩いて行けるかと思いますが、それを当てにせずに登って行けるだけの装備は必要です。

スキーブーツの場合は普通のアイゼンが装着できますが、幅の広いボードブーツの場合はそれに対応した幅広のアイゼンがあります。登山靴にアイゼンを履かせて、ブーツをボードのビンディングにつけて登ってこられる方がいらっしゃますが、ボードブーツに対応したアイゼンを用意されることをお勧めします。
また、スキーブーツと異なり、雪面を蹴りこんで登って行くことのできないボードブーツはアイゼンが必須といえます。そして、スキーブーツでもアイゼンを装着することで、今までツ如何にツルツルと滑りながら歩いていることがわかるほどですので、スキーブーツで登る際もアイゼンがあったほうが楽でしょう。

 

しばらくしてさらに2台到着、今日は合計6台

一旦、バスが引き返した後は落ち着きを取り戻すものの、しばらくするとさらに2台のバスが到着します。この後さらに2台到着して、今日は合計6台のバスが到着しました。

 

そして再び登行の準備がいたるところで始まります。

 

モーグラーの方々 − 「今日は適当なところでエア台を」

冬山装備としてスコップを持って行く山スキーの方々はこれまで何度も見かけましたが、短めのストックと角スコ(四角のスコップ)を持つこちらの方々は「適当な場所でエア台を作って遊びます」とおっしゃるモーグラーです。

「もうそろそろ適当なライン(コブ)がないかと思って来たんですが...」とおっしゃります。そんな季節が近づいてきているんですね。

 

屋根板の入口へ

準備ができた方から、位ヶ原山荘から数十メートル先にある屋根板への入口へ向かいます。除雪で切り通された雪の壁は2メートル以上ありますが、登り口はスロープ状に緩やかになっていますので、問題なく雪の壁の上に登る事ができます。

 

ここからシールやスノーシューを装着して出発です。

 

目指す山頂を仰ぎ見ながら出発

きれいに晴れ上がった空と真っ白な新雪とのコントラストにこれから向かう山頂方面を眺めながら先を急ぎます。

 

一斉に屋根板から位ヶ原へ

雪面をなでる風に心地よさを感じながら、強い日差しにもかかわらず暑くもなく寒くもない楽しい一日が始まります。 Next

 

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