ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.2(2008/05/24〜25) A
【かもしかゲレンデからツアーコースへ】
かもしかゲレンデ − 完全に雪解け |
それではここからはかもしかゲレンデを経由してツアーコースへ向かいます。かもしかゲレンデは先週は所々で残雪がありましたが、今週はごく一部を残してほぼ完全に雪解けが完了しています。
先週芽吹いたふきのとう − かなり大きくなりました |
先週、雪解けを待っていたかのように一気に姿を現したふきのとうもご覧のように一週間でかなり伸びています。
車道に上がる部分にご覧のようにごく一部積雪がありますが、これも時間の問題といえるでしょう。
ゲレンデ上部にも積雪はありません |
ゲレンデの上部付近も完全に雪はなく、そのままツボ足でしばらくは歩いて行くことになります。
ツアーコース入口付近 | 雪解けが進む − 先週はここまで滑走できました |
スキー場最上部を過ぎてこちらはリフト降り場から100メートルほど進んだところ。少し尾根状の部分が見えますが、先週はこの尾根の付近まで滑り降りることができましたが、ご覧のようにごく一部に残雪が残るだけになっています。
ゲレンデ内は刈り払いがされている |
国民休暇村あたりからこの付近にかけてクマザサが分布していますが、スキー場内部のゲレンデエリアはきれいに刈り取られています。ツアーコースに向かうこの尾根付近まではごらんのように刈り取られていますが...
クマザサ − 背丈ほどの中を藪漕ぎ |
この先を進むとご覧のように背丈ほどもあるクマザサの中を藪漕ぎして行くことになります。獣道のような細いルートには雪解け水が流れ、足元がかなり汚れますので、スパッツなどを用意されたほうが良いでしょう。また、雪解け水の流れで表面がむき出しとなった粘土状の地面はかなり滑りやすいので注意が必要です。
急斜面の手前から積雪 − 所々で雪面を踏み抜く |
藪漕ぎから抜け出してようやく積雪のあるところに達するものの、こちらでもご覧のようにクマザサが頭をもたげ始め、所々で踏み吹いてしまう雪面を歩くことは容易ではありません。
コース右側の樹林 − 雪があっても小枝で滑走は困難 |
クマザサが頭をもたげて所々で雪面を踏み抜いてしまうコース内を外れて右側の樹林の中はご覧のようにまだしっかりと積雪があって踏み抜く心配はありませんが、小枝が目立ち始めていますので滑走には無理があります。
急斜面上部 |
そして急斜面の上部に差し掛かるとご覧のようにコース内でもまだしっかりと積雪が残っています。しかし、先週の段階でこの急斜面を登りきるところで完全に積雪がなくなっていますので、一旦、板を外してツボ足で降りてくる必要があります。
急斜面を歩いて降りる − 今日は山頂までうろこの板で登行 |
急斜面の上部から歩いて降りてこられるこちらの方、春スキー始発便で位ヶ原山荘に到着し、そこから1時間30分で山頂に到達されたとのこと。今日の天候の状況から早めの行動であったようですが、三角に背負われた板の滑走面を良く見るとうろこ状に加工されています。「今日は革ブーツでやってきましたので、あまり上手には滑られませんでしたが、シールをつけずにうろこでなんとか山頂までたどり着けました。」とのこと。
ツアーコース入口の急斜面もご覧のように何とか積雪がありますが、とても滑られる状態ではなく、この先も歩いて降りてゆくのが賢明でしょう。
コース脇の樹林からアプローチ | 急斜面は積雪よりブッシュのほうが多くなりました |
急斜面を登りきるにはコースの右側の林に残るバーンからアプローチして行きます。最後の場面を登りきったところから望むツアーコース入口の急斜面は右の画像のようにほとんど積雪のないバーンが広がり、先週までの様子から大きく変化していることがわかります。(→ Next)
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