ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.9(2008/07/12〜13) C

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(Update:2008/07/17)

 

【雪渓上部 T】

雪渓上部全景 − 昨年より1週間遅い

こちらは雪渓上部。エリアによって昨年と積雪状況(雪解け状況)が異なっていますが、全体的には先週と同様、昨年より1週間遅い雪解けの状況です。

 

雪渓上部右側

こちらは雪渓上部の右側のエリア。

雪渓上部右側 − 右に写る岩が北端部分 ここから雪渓上部の下端まで210mのコースが確保できます

上端に向かうほど少しずつ斜度が強くなり、角の立つスプーンカットが目立つようになりますが、まだまだ広いエリアが残っています。左の画像の右端の写る岩が雪渓上部右側の北端に相当します。この岩付近から下部は比較的斜度もゆるくなり、ポールレッスンなどで利用されるケースがあります。

現在のところ、雪渓上部と下部をエリア分けされるほど雪解けが進んでいませんが、このページの最初の画像(雪渓上部全景)の右上に写る岩が雪渓上部右側の下端に相当する箇所です。

右の画像のとおり、雪渓上部右側はかなりの広さが残り、画像の左に移る雪渓上部右側の北端から先ほど申し上げた下端まで210メートルあります。

雪渓上部右側の上端 − 昨年とほぼ同じ状況

こちらの雪渓上部右側の上端部分は先週より高さで1メートルほどの雪解けが見られます。左の画像では雪渓上部を左右に分ける尾根が30メートルほど延び始めています。昨年とほぼ同じか1週間ほど遅い状況です。

 

上端から − 大雪渓下端まで510メートル

上端から大雪渓下端(大雪渓入口)までの距離は先週の510メートルから480メートルと少しばかり短くなっています。

 

雪渓上部を左右に分ける尾根が出始めました − 昨年とほぼ同じ状況

雪渓上部を左右に分ける尾根から50メートルほど下部に岩の頭が出始めてきました。最終的にはこちらも雪渓上部左右に分ける尾根の一部となってきます。右の画像のとおり、高さは1メートルほど。ほぼ昨年と同じ状況です。

 

ここから雪渓上部左側下端まで180メートル

下部に見える雪渓上部左側の下端に相当する岩までの距離は180メートル。今回は雪渓上部左側についてはお伝えいたしませんが、雪渓上部左側は現在のところ、下端まで250メートルほどの滑走距離があります。

肩の小屋付近 − 昨年より1週間弱遅い雪解け

こちらは肩の小屋付近。先週の段階では昨年より1週間遅い雪解け状況でしたが、今週は1週間弱といったところです。

 

ただ、登山道付近の雪解けはほとんど進まず、肩の小屋からここまで70メートルです。

  

 

【雪渓上部 U− 基礎キャンプ】

こちらは雪渓上部で行われている基礎スキーキャンプ。

 

滑走を繰り返してスプーンカットが削られ滑りやすいバーン

先週もお伝えしたように多くの方が滑走されているため、ほかのエリアと比べるとスプーンカットなどは削られて滑走しやすい状況となっています。

 

しっかりエッジを食い込ませて滑り降りて行きます。

 

バーンに走る縦溝を人海戦術で削ります

表面の細かなスプーンカットは滑走を繰り返すことで削られますが、平日にまとまった雨が降ったこともあり、全体的に縦溝が走ります。高速ターンではこの縦溝で足をとられることもあり、これから縦溝を削る人海戦術です。

 

縦一列になって...

皆さん、縦溝に一列に並び、尾根部分を横からブーツで蹴って溝と同じ高さまで削ります。

 

再氷結したところはなかなか削れません

場所によっては再氷結してブーツで何度も蹴り飛ばしても歯が立たない状況。

 

夢中になって蹴り飛ばす

結構、体力を使う作業ですが、無心に雪を蹴り飛ばすことなんて日常生活ではありません。夢中になって蹴り飛ばす方もいらっしゃるほど...

 

ある程度、フラットになれば、後は滑走しながらバーンを仕上げて行きます。

 

「怪我をしないようにバーン整備が必要です」

「皆さん、練習を重ねるごとに滑走スピードが増してきています。ですから、怪我をしないようにここでバーンをフラットにする必要がありました。」と、おっしゃります。スキーに限らず、その競技を続けて行くことの最も大事なことは怪我(故障)をしないこと。また、スキーのように限られた時期しか行うことのできない競技で、夏場の怪我がウインターシーズンに響くことがあってはいけません。

 

再び、レッスンの開始です。

 

どの方も先ほど以上に果敢に滑り降りて行きます。

 

先生の滑りを目に焼き付けようと...

実際にはまだまだ縦溝が残る状況ですが、先生が滑走される姿を見ていると縦溝がほとんどないように見えてしまいます。そんな滑りの一部始終を目に焼き付けようと生徒の方々が注目します。

 

今回が今年度最後のノリクラキャンプ

毎年、この時期にお越しになってレッスンを重ねるキャンプも今回が今年度の最終回。

 

記念撮影 − 想い想いのポーズで...

来年もこの時期にこの場所で!

最後に生徒さんの記念撮影を想い想いのポーズを決めてキャンプが終了します。また、来年、この時期にこの場所でお会いできることを楽しみにしています。 Next

 

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