ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.12(2008/08/02〜03) B

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(Update:2008/08/07)

 

【雪渓下部 V − モーグルコース】

モーグルコース − まだ滑走可能

それではここからはモーグルコースの様子をお伝えします。

 

先週の雪渓下部上端付近
ノリクラ雪渓カレンダーVol.11(2008/07/26〜27)A
今週の雪渓下部上端付近

こちらは雪渓下部上端付近。先週の画像と比較しながらお伝えしますが、ご覧のように積雪量が少なくなってきていますので、広範囲に岩が出てきている様子がわかります。

 

 

先週の雪渓下部上端付近
ノリクラ雪渓カレンダーVol.11(2008/07/26〜27)A
今週の雪渓下部上端付近

こちらもほぼ同じ箇所の比較です。地面が出始めると急激に雪解けが進んだように感じますが、1週間で高さ1メートルほどの雪解けで、そのスピードはこれまでとあまり変わりありません。選手と同様、昨年と比較してやや早い雪解けを見せています。それでも1週間も開きはありません。

 

雪渓下部南寄り部分 − 雪解けが激しい

モーグルコースより南寄りのバーンでは、今週になってかなり滑走エリアが制限されるようになって来ました。こちらの様子については【雪渓下部 V】にてお伝えします。

 

先週のスタート付近
ノリクラ雪渓カレンダーVol.11(2008/07/26〜27)A
今週のスタート付近

モーグルコースのスタート付近の様子も先週と比較しながらお伝えします。ご覧のように広範囲にわたって岩が出てきます。それでも左の先週の画像でモーグラーの方が立っている位置は今週の雪渓上端よりも1〜2メートルほど上に進んだ当たりで、雪渓の上端は極端に下がっているわけではないことがわかります。この付近では高さで1.5メートルほどの雪解けです。

 

上端付近 − 下端まで77メートル 今週のスタートエリア

そして、この位置が雪渓の上端となります。下端まで距離は先週の83メートルから77メートルへ短くなっています。ただ、右の画像のようにモーグルライン上に岩の頭が出始めてしまいましたので、実際の滑走距離は短くなっています。

 

実際のスタートはさらに低い位置に

また、スタート付近が狭くなってきていますので、スタート位置をさらに低くされる方もいらっしゃいます。

 

13コブ・60メートル

今日のラインの長さは最長で測って13コブ・60メートルです。

 

雪解けで比較的浅めの縦に伸びた形状となっています。雪渓下部のモーグルコースもそろそろシーズン納めが近づいてきています。

 

【雪渓下部 W】

モーグルコースの岩 − 昨年とほぼ同じ状況

こちらは雪渓下部の北側上部にあるモーグルコースの岩。先週よりもやや多い1メートル程度の雪解けです。先週と同様、昨年とほぼ同じか、若干早い雪解け状況です。

 

モーグルコースの岩の北側の雪渓はかなり雪解けが進む

モーグルコースの岩の北側の積雪は肩の小屋方面の西側から徐々に積雪がなくなり、雪渓上端はモーグルコースの岩の付近までやってきます。

 

ここから雪渓下端まで83メートル

こちらはモーグルコースの岩の下端部分ですが、すでに登山道がほぼ出てきてしまいましたので、モーグルコースの岩の下端と登山道が一緒になっています。この付近から雪渓下端まで83メートル。先週よりも15メートルも短くなっています。雪解けのペースが極端に進んだわけではなく、地面がではじめてその変化が顕著に現れたためと考えられます。

石碑の岩 石碑の岩の下部 − 昨年とほぼ同じ状況

こちらは雪渓下部の西側上部にある石碑の岩。先週の段階で周辺の雪解けは完全に終了しています。右の画像の石碑の岩の下部のバーンについては岩場のエリアが多くなり、画像の右側に写るバーンは雪渓上部左側から滑り降りてくるエリアは、先週までは滑走できましたが今週は滑走不能です。石碑の岩の下部のバーンは先週と同様、昨年とほぼ同じ状況です。

 

チングルマ − 花は終わりました

こちらは毎年定点でお伝えしている石碑の岩にあるチングルマ。ご覧のように花は完全に終了しました。そしてチングルマがもっともチングルマらしい姿を見せています。先週までは昨年とほぼ同じ推移ですが、今週は1週間程早い状態を見せています。

今週の雪渓下部はこれまでよりもやや早めの推移を見せていますが、このチングルマは完全に1週間早い状況を見せています。

 

雪渓下部南寄り部分 −滑走エリアがかなり限定される

こちらは前述の石碑の岩の下部のバーンご覧のように何とか雪渓下端まで滑走できますが、おそらく来週はほとんど滑走できない状況となるでしょう。

 

石碑の岩の南側 − スキーヤー専用道で行き来する

こちらは石碑の岩の南側。先週までは雪渓上部左側から滑走できましたが、ご覧のようにほとんど積雪はなく、その代わり、スキーヤー専用道で行き来することになります。

 

先週の積雪はなくなり、下部への滑り込みは不可

先ほどよりもスキーヤー専用道を数十メートル進んだところ。先週は幅6メートルほどの雪渓があり、十分滑走可能でしたが、その面影はもうありません。

 

雪渓上部の下端部分 − 昨年よりも遅い状態

それよりもさらに10〜20メートルほど進んだあたりから雪渓上部が始まります。昨年よりもやや遅い雪解けを見せています。 Next

 

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