ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.16(2008/08/29〜31) @

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(Update:2008/09/04)

 

【大雪渓】

8月最後のノリクラ雪渓カレンダーをお届けします。このところぐずついた天候が続き、取材に訪れた29日(金)も前夜から一時的に激しく雨が降り、30日(土)はほぼ終日雨の一日となりました。そのため、両日とも大雪渓やその近辺に訪れる人はほとんどいない状態です。

例年、8月最終の土日はノリクラが一番の賑わいを見せます。今年も全日本マウンテンサイクリングin乗鞍が開催されました。30日(土)は雨の中、観光センター駐車場で大会エントリーが行われました。いつもなら、計時用のセンサーを自転車に取り付けて、反応テストが行われるものの、今回はゼッケンやセンサーの引渡しだけとなり、たくさんの選手が会場におこしになっても、ほとんど自転車を見かけることはありませんでした。

大会当日の31日(日)は早朝きれいに晴れ上がり、今日はこのまま晴天の中で競技が開始されるかと思いましたが、しばらくすると雲が広がり、競技が終わるまでほとんど日差しはありません。しかし、大粒の汗を吹きだす様子もほとんどなく、それが選手にとっては逆に走り易い条件だったようにも思います。

大雪渓は全体的には昨年より1週間遅い状況を見せています。

それではこの二日間の様子をお伝えします。なお、第23回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍の模様は9月中旬頃掲載予定です。

◎ 今回の目次

Page-1 : 【8月30日(土)、観光センター】       【シャトルバス、車窓から】
Page-2 : 【大雪渓トイレ改修工事】       【雪渓下部 T】
Page-3 : 【雪渓下部 U】       【雪渓中段】
Page-4 : 【高山植物】
Page-5 : 【雪渓上部 T】
Page-6 : 【雪渓上部 U】       【昨年の今ごろは?】       <編集後記>

  

 

【8月30日(土)、観光センター】

早朝6時30分。ご覧の通り雨が降り、ノリクラの稜線はもとより、いつもなら必ず見えるはずの鳥居尾根など周辺の山々すら濃霧に姿を隠しています。そんな悪天候でも何台かの車が停まっているはずの観光センター駐車場はほとんど車両がありません。

 

観光センター駐車場は閉鎖 県道乗鞍岳線も明日は通行止め

毎年恒例の全日本マウンテンサイクリングin乗鞍が今日から開催され、そのエントリー会場となる観光センター駐車場は昨日16時から閉鎖され、一般の車両は駐車できない状態になっています。また、競技コースとなる県道乗鞍岳線の乗鞍高原から県境までの区間は明日の6時から12時30分まで通行止めの措置がとられます。県道乗鞍岳線の三本滝ゲートより上部は夜間通行止めで、今回は本日18時より休暇村より上部が通行止めとなります。

 

今日のシャトルバス乗り換え駐車場は、上高地乗鞍スーパー林道B線料金所横の駐車場のみ

そのため、シャトルバスの乗り換え駐車場は、白骨温泉に向かう乗鞍上高地スーパー林道B線の料金所横にある駐車場を利用することとなります。

 

今日のシャトルバス停留所は、道路沿いの路線バス停留所と兼用

また、シャトルバスに関しても観光センター駐車場への乗り入れができないため、車道沿いの路線バスの停留所での発着となります。

 

この天候のため、7時便は2名だけ...

 

それでは大雪渓に向けて出発です。

 

【シャトルバス、車窓から】

山頂は完全に雲の中

観光センターを出発して善五郎の滝の入口付近からノリクラが一望できる付近に差し掛かりますが、天候には全く変化はなく、上部の様子をうかがうことはできません。

 

乗鞍高原から三本滝付近の視界はしっかりと確保

それでも山麓では霧の影響は徐々に少なくなってきて、カラマツ林の中を進む道中やそのカラマツ林を抜けたかもしかゲレンデ付近ではしっかりと視界が確保されています。

 

三本滝レストハウス前駐車場 − 明日の競技開始時には利用できません

こちらは三本滝レストハウス前駐車場。先ほども申し上げましたが、今回は観光センター駐車場が大会開催のため利用できず、乗鞍上高地スーパー林道B線料金所の駐車場を利用することになりますが、駐車台数が限られているため、シャトルバスを利用する際にはこちらの三本滝レストハウス前の駐車場か、すずらん橋駐車場を利用することになります。

また、競技開始される明日はこの駐車場も利用できません。

 

冷泉小屋から位ヶ原山荘 − 霧に包まれ始めます

三本滝を過ぎて冷泉小屋から位ヶ原山荘付近では徐々に霧に包まれる状態となります。

 

屋根板 位ヶ原お花畑

位ヶ原山荘を過ぎて森林限界を超えるとかなり霧が濃くなってきます。位ヶ原山荘から2kmほど進んだ所のお花畑では花のピークが過ぎつつありますが、それでもハクサンボウフウなどがまだまだ咲き誇っています。

 

そんな中、霧の立ち込めた大雪渓に到着です。 Next


■ご注意■

今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンにしてください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

 

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