ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.20(2008/09/27〜28) A

Top-page > Index > Page: 1  2  3  4  5  6  7  8  9

(Update:2008/10/02)

 

【三本滝レストハウス】

三本滝レストハウス 三本滝ゲート − 通行止めが続きます

こちらは三本滝レストハウス前。時刻は10時30分。先ほどの青空はなくなり、少しどんよりとした天候になってきます。そして、ご覧のように三本滝ゲートから山頂方面が通行止めとなっています。

 

大雪渓トイレ・避難小屋の工事の方もここで足止め

この通行止めのため、大雪渓駐車場のトイレ改修・避難小屋新設工事の方々もここで足止め。10月末までに完成予定ですが、これからは今日のように凍結積雪で工事ができない日が増えることが予測され、予定通りに工事が進むか心配です。

 

自転車の予定でしたが、三本滝散策へ このマークは若さの目印

今日は自転車で畳平を目指す予定でしたが、仕方ないので三本滝まで行ってきましたとおっしゃる方々。どこに行くにも自転車を積んで出かけ、サイクリングを楽しんでいらっしゃるとのこと。車体に貼ったもみじマークを見せてくださいましたが、このシールは「まだまだ元気であるという証」と、感じとることができるほど、陽気に自転車ライフを語ってくださいました。

 

「えっ!通行止めですか?今日はトレーニングじゃなくて紅葉見物に来たのに...」

こちらのヒルクライマーの方も通行止めを知らずにここまでやってきました。「トレーニングの方なら、観光センターと三本滝の間を何度も往復されていますよ。」とお伝えすると、「いや、今日はトレーニングでなく、紅葉見物を兼ねて位ヶ原山荘にまで行こうと思っていたんですよ。」とのこと。全日本マウンテンサイクリングin乗鞍の大会まではそれに照準を合わせたトレーニングばかりでしたが、こんな風に同じコースをポタリング気分で楽しむのも素敵。

 

どうしようかと思案していると...

「11時から通行止め解除です!」 標識撤去

11時に通行止め解除の連絡が入り、ゲート周辺は標識撤去などの準備が始まります。

 

そして11時にゲートの鍵が開けられて...

先ほどのヒルクライマーの方々も出発です。

シャトルバスも11時便より運行開始

シャトルバスも観光センター発11時便から運行が開始され、こちらの三本滝バス停でも切符の販売が始まります。10分もしないうちに運行開始を待っていた方々が続々と列を作ります。

 

観光センターを出発したシャトルバスに乗車すると、完全に満席となって三本滝をあとにします。

 

【県道乗鞍岳線 − ヒルクライムの途中では】

紅葉の中のヒルクライム

さて11時から開通した県道乗鞍岳線は今日もヒルクライムに訪れる方の姿があります。

 

冷泉小屋前 黒糖を分け合いながら休憩

県道乗鞍岳線は途中に車を駐車したり休憩するスペースのほとんどない道路で、三本滝のゲートから上部では魔利支天バス停付近や荒田沢橋付近に若干のスペースはあるものの、アスファルトで舗装されそのまま腰を下ろしてもよさそうな場所は冷泉小屋までありません。

こちらの方々はお互いに観光センターで準備されてところで知り合い、特に示し合わせたわけではありませんが一緒に休憩です。ザックから取り出した黒糖を分け合います。

 

同じ趣味ならみんな仲間同士... 再びそれぞれのペースで出発

「山歩きとかでは知らない人同士でもみんな仲間になるじゃないですか?そんな感覚ですよ。」と、おっしゃりながら、それぞれ各々のペースで紅葉の進む沿道を楽しみながら再び出発します。

冷泉小屋を後にしてさらに先を行くと...

タクシーで − 車から降りて紅葉撮影

後からいつものタクシーの運転手さんがお客の方を乗せてやってきます。もちろんこの時期ですので、途中で車を停めて紅葉の撮影です。

「このWebSiteは便利ですよねぇ。速報をすぐ出すじゃないですか。それで紅葉が始まったことを知って今日来たんですよ。」と、おっしゃるこちらの方は昨年からずーっと見てくださっています。ご自身が気に入る画像が撮れるまで何度もシャッターを押し続け、明日ももう一度、お越しになるとのことです。

紅葉の写真に限らず、なかなか思うように撮れないのが写真の世界かも知れません。風景写真にせよスナップ写真にせよ、人の目をひきつける画像が撮れたらうれしいものです。

 

こちらは位ヶ原山荘。

 

たくさんの自転車 − でも外のテラスには人影はありません

今日も止まり木にたくさんの自転車が体を休めていますが、いつものように外のトラスで休憩するヒルクライマーの姿はありません。

 

気温は7℃ − 赤く燃えるストーブの傍らで

時刻はお昼を回って13時。この時点での位ヶ原山荘の気温は7℃。曇り空で太陽に日差しがない中では薄着のサイクルジャージではとても外で休憩しようとは思えない状態で、皆さん、赤く燃えるストーブの炎を眺めながらコーヒーやお汁粉などの暖かいものを口にされています。

 

森林限界を超えれば寒さは一段と...

冷泉小屋に比べて位ヶ原山荘付近は一段と寒さが増した感じがありますが、午後をまわってここからはさらに寒さが増してきます。 Next


■ご注意■

今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンにしてください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

 

<<Back | Next>>

Copyright (C)   乗鞍香辛料監視委員会