ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.20(2008/09/27〜28) E

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(Update:2008/10/02)

 

【雪渓上部 U】

雪渓上部左側 − 上は昨年並み、下は3週間以上遅い雪解け
=はじめての方はこのエリアの滑走はご遠慮ください=

こちらは雪渓上部左側。大雪渓の中でも急斜面のバーンが広がり、シーズン終盤まで積雪の残るエリアです。上端と下端の雪解けに違いがありますが、状況としては先週と同様で、上端は昨年並み。そして、下端は3週間以上遅い状況になっています。雪解けのペースは遅くなりつつあります。

このエリアは30度近い斜度があり、雪渓の下端部分は岩場で構成されています。初めての方やソフトブーツのボードの方はご遠慮くださいますようお願いいたします。

 

雪渓上部左側 下端

落書きの岩
 − 昨年より4週間遅い状況 −

こちらは下端部分。右の画像の落書きの岩付近は先週と比べて30〜40センチ程度のしか雪解けが進んでいません。そのため、先週の段階では昨年より3週間ほど遅い状況がさらに伸びて、4週間もの開きがあります。南側の下端に関しては昨年よりも3週間ほど遅い状況です。

 

こちらは雪渓上端部分です。

先週の雪渓上部左側上端付近
ノリクラ 雪渓カレンダーVol.19(2008/09/20〜21) C

今週の雪渓上部左側上端付近
高さ50センチ程度の雪解け

こちらは先週のモーグルコースのスタート付近。先週はほとんど雪解けがすすんでいませんでしたが、今週は高さで50センチ程度の雪解けが見られます。

昨年の雪渓上部左側上端付近
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.21(2007/09/29〜30) D

今週の雪渓上部左側上端付近
ほぼ昨年並み

こちらは先週のモーグルコースのスタート位置よりも少し左寄り(南寄り)の部分です。昨年の画像と比較してお伝えします。先週と同様、ほぼ昨年並みであることがわかります。

 

先週の雪渓上部左側上端
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2008/09/20〜21) C

今週の雪渓上部左側上端

先週のモーグルコースのスタート付近から20メートルほど上がった部分に雪渓上部左側の上端があります。先週は上端の位置がほとんど変わりませんでしたが、積雪量が減少して徐々に下方へ移動しています。

 

先週の雪渓上部左側上端
ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.19(2008/09/20〜21) C

先週の雪渓上部左側上端

ご覧のように、今週は積雪量がほとんどないことが分かります。そのため上端が下方へ移動をはじめていますが、それでも先週から1メートルほどしか変わっていません。先週の段階では昨年並みでしたが、今週は少し雪解けが遅く、昨年よりもやや遅くなっています。

 

上端から − 長さ105メートル、昨年より3週間以上遅い状況

上端部分の位置がほとんど変わっていませんので、雪渓上端から雪渓下端までの距離は先週の113メートルから105メートルと微減です。そのため、昨年より3週間以上遅い状況となっています。

 

【雪渓上部 V − モーグルコース】

お昼時 −昼食の準備

取材に訪れたはちょうどお昼時。昼食をされる方が多く見受けられます。

 

正午の気温は7℃ − やはり暖かいものが一番

正午の気温は7℃。9月は比較的暖かい日が多かったこともあり、久々の冷え込みに温度計の表示以上の寒さを感じます。やはりそんな時は暖かいものが何よりのご馳走。

 

硬い雪面 − ブーツのつま先をしっかり突き刺して

これからはバーンが硬く締まっていることのほうが多い時期になり、ご覧のようにブーツのつま先に力を集中させて登ります。この状況から、登山靴やソフトブーツでは絶対に登れない事が想像できるかと思います。

 

どれくらい滑るかな? わっッ!!

そして、下端部分はさらにひどく凍り、ご覧のように下手に足をかけたら足元がすくわれます。

 

モーグルコース −岩が近くまで接近

こちらはモーグルコース。ご覧のように雪解けが進んで、岩の頭がコースの近くまで出始めています。

 

バーンは硬め − それでも果敢に

バーンそのものは比較的硬めですが、エッジがかからないほどの硬さではなく、常連のモーグラーは果敢に落ちて行きます。

 

モーグルコース上端 数コブ目に岩の頭

左の画像がモーグルコースの上端部分。しかし、右の画像のようにコース上に岩の頭が出てしまいました。

 

岩の頭を飛び越して − 良い子はマネをしないように...(笑)

こんな風に岩を飛び越えるパフォーマンスを見せてくれるモーグラーの方も...しかし、バーンは硬く、少しでも後傾になるとスキー板が走ってしまう状況ですから、マネしないようにお願いいたします(笑)。

 

今週のスタート位置は岩の下から − 長さ14コブ・55メートル

そのため、今週のスタート箇所は岩の下からとなります。コースの長さは14コブ・55メートルです。

 

バーン状況は日を追うごとに硬さがまして、常連の方々もなかなか思うように滑られない様子。それでも毎週ここに来て楽しく過ごすのがライフスタイルになっているのかもしれません。

 

14時過ぎには一時降雪が − 雪の舞う秋スキーに感嘆

14時過ぎには一時的に降雪があって、雪の舞う中の秋スキーに感嘆する方もいらっしゃいました。 Next


■ご注意■

今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンにしてください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

 

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