ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.20(2008/09/27〜28) F

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(Update:2008/10/02)

 

【紅葉情報 − 大雪渓付近】
★始まりました(全体的に色合いが良くありませn)★

大雪渓付近

ここからは紅葉情報をお伝えしております。速報でもお伝えしておりますが、降雪・霜であまりよい状態とはいえなくなっています。そのため、今週はピークと言える色合いのエリアはなくなってしました。それでもまだこれから紅葉する部分ではきれいな色付きが始まるかと思います。

先週の段階では全体的に昨年よりやや早めの傾向をしめていましたが、大雪渓・位ヶ原エリアでは先週の紅葉箇所が全て枯れてしまい一概に比較はできないものの、全体的にはほぼ昨年並みで、エリアによっては1週間ほど早い所もあります。ノリクラの紅葉の歩き方やおおよその時期については 乗鞍紅葉情報(紅葉の歩き方) をご覧ください。

 

トイレ付近 山頂全景 − 昨年並み

左の画像のトイレ付近の様子では画像右下に映るウラジロナナカマドが先週の段階から色付き始めましたが、今週はすで枯れています。右の画像の通り、全体的にはまだこれから紅葉が進むものが大半です。

 

スキーヤー専用道のウラジロナナカマド 先週紅葉したものはすでに落葉を始める

こちらは大雪渓入口からスキーヤー専用道脇にあるウラジロナナカマド。先週はかなり良い色合いを見せてくれましたが、降雪と霜で完全に枯れて落葉を始めています。

 

紅葉前のウラジロナナカマドの葉
全体的に枯れたものが多い

大雪渓エリアでは紅葉していないウラジロナナカマドのほうが多い状態です。しかし、紅葉してない葉もご覧のように降雪と霜でダメージを受けています。本来ならこれからがピークを迎えることとなりますが、この状態できれいに紅葉してくれるか微妙です。

 

山頂方面 − ミヤマクロスゲもややくすんだ色合い 雪渓上部左側より

右の画像の通り、ハイマツ帯を縁取るようにウラジロナナカマドの赤が点在している様子がうかがえます。しかし、赤くなっている部分の大半は枯れ始め、ややくすんだ色合いとなっています。紅葉が進んだウラジロナナカマドは大半のものは枯れ始め、まだ始まっていない箇所と大きな開きがあります。

色が付いている部分の分布では昨年並みといえると思いますが、紅葉の進み具合ということで言えば、昨年はまだ枯れたものはほとんどなく、その観点から見れば2週間ほど早いといえます。ただ、紅葉の始まっていないウラジロナナカマドでもかなりダメージがありますので、このまま枯れてしまう可能性が高く、ピークが訪れるか微妙です。

 

【紅葉情報 − 宝徳霊神〜位ヶ原付近 T】
★始まりました(昨年より早め)★

宝徳霊神バス停付近 − 昨年並みかやや早い

 先週あたりからダケカンバの色付きが始まり、全体の色の分布としては昨年並みかやや進んでいるとも見受けられます。

 

ダケカンバ
これからのものと枯れ始めるものが混在

しかし、ダケカンバの林を良く見ると紅葉の進み方は一様ではなく、これから紅葉が進むものと、枯れ始めて葉を落とするものがあることがわかります。

 

富士見沢・鶴ヶ沢
紅葉したウラジロナナカマドは葉を落とす

富士見沢・鶴ヶ沢でも先週きれいな色合いを見せた箇所のウラジロナナカマドは大半が降雪と霜で葉を落としています。

 

先週ほぼピークのウラジロナナカマド(富士見沢)
ノリクラ 雪渓カレンダーVol.19(2008/09/20〜21) E
大半が枯れたり葉を落としている

先週、富士見沢では左の画像のようにきれいなウラジロナナカマドを見せてくれました。しかし、右の画像のように大半が枯れたり葉を落としています。

 

先週のウラジロナナカマド(富士見沢)
ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.19(2008/09/20〜21) E
先週のウラジロナナカマド(富士見沢)

葉を残しているものはまだきれいな色合いに見えるものもあります。そして、まだ紅葉が進んでいないウラジロナナカマドも中にはあります。 Next


■ご注意■

今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンにしてください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

 

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