ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.23(2008/10/18〜19) @

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(Update:2008/10/23)

 

【大雪渓】

 

朝から夕方まで雲ひとつない晴天に恵まれると、必ずまたノリクラを訪れたくなるものです。でも、そんな天候は長続きせず、翌日には空模様が崩れ始めるのが通常のパターンです。しかし、今回の週末は二日ともほぼ完全に雲ひとつない晴天が終日続き、低い気温は強い日差しにかき消されて小春日和となりました。二日連続してこんな天気に恵まれることは非常にまれで、このような週末は過去にはなかったと思います。

そして、やはり10月後半に入ってくると、日中になっても10℃以下という日が続くようになり、14日(火)の降雪が週末を迎えても融けずに残り、山頂付近はうっすらと雪化粧する様子が確認され、ぽかぽか陽気の中でもひんやりとした冷たい空気が流れていることをうかがわせます。

三連休の翌週ということと、上部エリアの紅葉が完全に終了したこともあって、県道乗鞍岳線や登山道を散策する方は少なめで、真っ青な快晴を独り占めするかのように静かなノリクラを楽しむことができました。それでも19日(日)のシャトルバスは時間帯によっては4台も運行され、畳平や山頂方面などまずまずの人出だったように見受けられました。

紅葉については、2ページ目の 【紅葉情報】 からお伝えしますが、見頃のエリアは完全に山麓の三本滝・乗鞍高原に移動しています。

それではこの二日間の様子をお伝えします。

◎ 今回の目次

Page-1 : 【10月18日(土)、観光センター】
Page-2 : 【紅葉情報−乗鞍高原】      【紅葉情報−休暇村〜三本滝】
Page-3 : 【紅葉情報−三本滝〜魔利支天付近】      【紅葉情報−魔利支天〜冷泉小屋】      【位ヶ原山荘では】
Page-4 : 【肩の小屋 − 小屋締め】      【大雪渓トイレ改修工事】
Page-5 : 【雪渓下部】      【雪渓上部 − モーグルコース@】
Page-6 : 【雪渓上部 − モーグルコースA】      【昨年の今ごろは?】       <編集後記>

  

 

 

【10月18日(土)、観光センター】

今朝の乗鞍高原は雲ひとつない快晴の青空から始まります。6時を過ぎてようやく太陽の光が周辺の山肌を茜色に染め始めますが、観光センター駐車場にはしっかりとした日差しはまだまだ。昨晩遅くから昇り始めた寝待月が太陽がやってくるのを待っているかのように西の空に浮かんでいます。6時の気温は3℃。寒い朝を迎えています。

 

シャトルバス券売所 − 6時の畳平、マイナス4℃の表示

観光センター駐車場には35台ほどと先週の三連休と比べれば静かな状態。そして、シャトルバス券売所の窓口に掲げられるホワイトボードには6時の畳平の気温がマイナス4℃と記されています。

 

山頂付近には14日(火)の降雪が残る

ようやく昇り始めた朝日に照らされた剣ヶ峰の山肌を見ると14日(火)の降雪がそのまま残っている様子を確認できます。降雪から数日が経過するものの、10月後半を迎えて、気温が低めの状態が連日推移していることがわかります。

 

出発の準備を始める方が行き交う

まだまだ空きスペースの方が多い状態の観光センター駐車場は始発のシャトルバスに乗車しようとされる方が早々に準備を開始する様子があちこちで見かけることができ、駐車している車の台数以上に人の往来があります。そして、シャトルバスの停留所には定刻に近づくにつれて列が徐々に長くなって行きます。

 

始発便は2台

今日の始発便は2台。先週までは途中のバス停で下車して紅葉散策される方もいらっしゃいましたが、今週はほとんどの方が畳平や山頂方面に向かう方々。今日のような快晴無風の時は山頂からの眺めも透明感が溢れるパノラマが広がっているはずです。

 

乗鞍スカイライン通行止めのときは
長野県側シャトルバスも運休

昨年までは岐阜県側の乗鞍スカイラインが閉鎖し、畳平に進入することができなくても、県道乗鞍岳線が通行可能な状態であれば、大雪渓駐車場の肩の小屋口止まりや位ヶ原山荘止まりの運行がされましたが、今年からは県道乗鞍岳線が通行可能でも乗鞍スカイラインが通行止めで畳平に進入できない場合は、長野県側のシャトルバスも運休となります。この場合、上部へのアクセスはタクシーを利用することとなります。

シャトルバスはマイカー規制の乗り換えバスという位置づけですので、県道乗鞍岳線が通行可能な状態であれば、昨年のように運行してもらいたいところです。

 

乗車が完了し、真っ青な空に向かってシャトルバスは出発です。

紅葉前線は完全に乗鞍高原に

観光センター周辺を含む乗鞍高原はどこもかしこも赤や黄色が点在するようになって来ました。いつもは上部エリアから山麓にむかってお伝えする紅葉情報を、今回は逆に山麓の乗鞍高原から順を追って次のページからお伝えします。 Next


■ご注意■

今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンにしてください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

 

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