ノリクラ 雪渓カレンダー

プレリリース版 Vol.2(2009/04/04〜05) @

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(Update:2008/04/09)

 

【大雪渓】

4月最初のノリクラ雪渓カレンダープレリリース版をお届けします。先週の Vol.1 のコンディションが完全に真冬モードでしたが、その状況から一変し、今回は春の嵐といっても良いくらいの悪天候となり、ある意味で冬並みに荒れて横殴りの吹雪となたものの、さほどの冷たさを感じず、同じ吹雪でもやはり季節感が違うことを実感した今回の取材でした。

乗鞍高原温泉スキー場の営業が先週で終了し、今週は休暇村トリプルリフト1本のみの運転であったため、いつもよりも登行の距離が若干伸びたものの、それでも休暇村駐車場には30名以上の方がお越しになり、ノリクラの春スキーにお越しになる方が確実に多くなっているようにうかがえます。

4日(土)は朝は雲が多かったものの青空が覗き、しっかりとした太陽の暖かさを感じるほど。しかし、それも8時くらいまでで、その後は小雪から横殴りの結晶の崩れた顔にバチバチと当たると痛いほどの状況。ただ、前述のとおり寒さ全く感じることはないものの、位ヶ原から上部はほとんど砂の粒が真横に飛んでいるのではないかと思うほど激しいもので、真冬とは別の厳しさを実感した次第です。
翌日の5日(日)は午前中は薄雲が上空を覆うはっきりとしない天候で、バーンは締まった感触の状態ではあったものの、まずまずの状態といった所。この天候も午後になって一気に回復し、綺麗な快晴と冷たい空気に位ヶ原周辺では終日に渡ってダケカンバの枝先が凍ったままの状態が続いたほどです。

それでは今シーズン最初のノリクラ雪渓カレンダープレリリース版をご覧ください。

◎ 今回の目次

Page-1 : 【4月4日(土)、観光センター】       【休暇村】
Page-2 : 【休暇村ゲレンデ】       【かもしかゲレンデ − リフト搬器の取り外し作業】       【かもしかゲレンデからツアーコースへ】
Page-3 : 【ツアーコース T】       【ツアーコース U − 位ヶ原急斜面】       【位ヶ原】
Page-4 : 【位ヶ原山荘】       【4月5日(日)、どんよりとした朝を迎える】
Page-5 : 【屋根板、富士見沢 - 雷鳥】       【快晴の位ヶ原へ】       【雪渓下部】       <編集後記>

  

 

【4月4日(土)、観光センター】

早朝6時30分、観光センター前駐車場

早朝6時30分の観光センター前駐車場。どんよりとした雲が次第に明るさを増してくる朝を迎えています。

 

ノリクラの峰々が輝き始める

西の空に広がるノリクラの峰々は真っ白に輝きを見せ始めていますが、本日の中でもっとも綺麗に見せてくれた瞬間であったことは、この後のページをご覧いただくとお分かりになるかと思います。

 

テラスの積雪はなくなりました

6時の気温は1℃。先週は真っ白に雪化粧していた観光センターのテラスはご覧のように完全に雪がなくなりました。

 

春の訪れとともに路肩に残された汚れた雪だけが冬の名残

そして、路肩の雪もほとんどなくなり、少しばかり残っている除雪の雪もご覧のようにひどく汚れ、こんな所の様子からも春が訪れてきたことが想像できます。

 

朝日を受けて周辺の山々も明るくはっきりと

それでも力強い朝日を背中に受けると7時前であるにもかかわらず、日差しの暖かさを十分感じられ、上空の雲が少しずつ多くなってきたものの、周辺の山々は明るくはっきりとした風景を見せるようになってきます。

 

【休暇村】

こちらは観光センターより県道乗鞍岳線を1.5kmほど先に進んだ休暇村。

 

休暇村前の県道乗鞍岳線 − 冬季の車両通行はここまで、4月24日(金)11時開門

県道乗鞍岳線は冬季の間は休暇村までしか通行することができません。したがってこの先はご覧のように積雪に覆われています。実際の休暇村ゲートここから100mほど先にあります。この休暇村ゲートから約5.5km先にある三本滝レストハウス前にある三本滝ゲートまでの区間はスキー場の営業終了とともに除雪が実施され、今年は4月24日(金)11時に休暇村ゲートが開門され、三本滝ゲートまで通行が可能となります。

ちなみにマイカー規制は三本滝ゲートから先の畳平までの区間で、三本滝ゲートまでは一般車両の通行は可能です。そのため、4月24日(金)まではツアーコースへのアクセスは休暇村ゲレンデからとなります。

 

休暇村駐車場

こちらは休暇村駐車場。休暇村トリプルリフト1本が4月5日(日)まで営業されることから、ゲレンデスキーを楽しむ方のほかに、リフト1本を使ってツアーコースに向かう方が準備を始める様子が駐車場のあちこちで見かけることができます。

 

ツアーコースへ向かう準備

休暇村駐車場からトリプルリフト乗車口は、隣接するゲレンデを一旦滑り降りることになりますので、スノーシューはザックに括り付けます。来週からゲレンデをすべてハイクアップしますので、ザックにくくりつけるのは、今回とは逆にスノーシューではなくボードだと思います。

春先になってツアーコースなども新雪が少なくなり、ツボ足でも登ってゆくことができる状態になってきますが、その先の位ヶ原ではアイスバーンがまだまだ広がっています。そのため、スノーシューも深雪用ではなく全体にエッジ(歯)が実装されたものをお勧めします。

 

初めてのノリクラ

今回初めてノリクラにお越しになった方々。WebSiteを詳細にチェックしてルートなどもしっかりプランニングされてやって来られました。それでもやはり若干の不安はつきもの。地図を片手に所要時間の確認や位ヶ原山荘へのルートなどを尋ねられていました。

 

こちらはスキーの方々。ビーコンのテストなど、装備の確認が進められます。

 

駐車場横のゲレンデからリフト乗り場へ

準備ができたら、駐車場のすぐ隣のゲレンデからリフト乗り場へは一旦滑り降りることになります。

 

休暇村トリプルリフト

今週末までリフト営業が継続される休暇村トリプルリフトに乗車します。隣接するチケットセンターで1回券を購入した上で乗車口へと向かいます Next

 

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