ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.4(2009/06/06〜07) C

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(Update:2008/06/11)

 

【雪渓下部】

ここからは雪渓下部の様子をお伝えします。

 

昨年の大雪渓入口
2008ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.4(2008/06/07〜08) D

先週の大雪渓入口
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.3(2009/05/30〜31) C

週の大雪渓入口
昨年より一週間遅い雪解け

こちらは大雪渓入口付近。左上が昨年同時期、右上が先週、そして、下中央が今回の画像です。先週の段階では昨年よりやや多い状況でしたが、今週は雪解けが遅く、昨年より1週間ほど遅い状態です。
今シーズンのノリクラ雪渓カレンダー を開始した当初は昨年よりやや少ない状況(参考 → ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.1(2009/05/15〜16) D )でしたが、その後は昨年よりも多い状態に反転しています。

 

雪渓下部全景

こちらは雪渓下部の全景。

 

昨年の大雪渓入口 右側看板
2008ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.4(2008/06/07〜08) D

今週の大雪渓入口 右側看板
昨年より一週間遅い雪解け

大雪渓入口の右側に「高山植物等の採取は禁止されています」などのお願いの記載された看板があります。先週から頭が見え始め、今週は看板部分がほぼ完全に姿をあらわしました。昨年の画像では支柱の部分まで出ていて、昨年よりも一週間遅い雪解け状況です。

 

まだ雪面のほうが車道より高い − 昨年よりやや多い

トイレ側は昨年より一週間雪解けが早い

先週はガードロープの高さまで雪面がありましたが、今週は30〜50センチほどの雪解けで雪面は車道より少しだけ高い位置にあります。昨年はほぼ路面と同じ高さでしたので、積雪が多い状況であることがわかります。しかし、道路の反対側のトイレ方面は昨年よりも一週間ほど早い雪解けです。

 

モーグルコースの岩

雪渓下部は肩の小屋方面に向かってしばらく中斜面が続き、その後はなだらかな斜面に変化して肩の小屋までつながります。この中斜面から緩斜面へ変化するあたりに、モーグルコースの岩があります。(夏スキーのシーズン、この中斜面ではいくつものモーグルのラインができることから、便宜上、呼称させていただいております)

 

昨年のモーグルコースの岩
2008ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.4(2008/06/07〜08) D

昨年のモーグルコースの岩
昨年並みかやや多い

先週と同様、今週もほとんど雪解けが進んでいません。そのため、ごくわずかですが昨年よりもやや多い状況です。また、例年、モーグルコースの岩の下部に見られるクレパスはまだありません。

 

石碑の岩

モーグルコースの岩が雪渓下部の右端(北端)に位置しますが、雪渓下部の左端(南端)には同じように大岩があります。昭和31年3月23日に南極観測隊が大雪渓周辺で実施した雪上訓練を上空から取材した中日新聞社の取材機「若鷹号」が乱気流により墜落した事故を悼むプレートが設置された岩があります。便宜上、石碑の岩と呼称させていただいておりますが、先のモーグルコースの岩の次に大雪渓に現れる岩です。

 

昨年の石碑の岩
2008ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.4(2008/06/07〜08) D

今週の石碑の岩
昨年より一週間早い雪解け

モーグルコースの岩周辺とは異なり、こちらは昨年よりも一週間早い雪解けです。石碑の岩は先週は見られませんでしたので、この周辺は他のエリアよりも雪解けが早く進んでいるように見えます。ちなみに画像の奥に小さく見える黒い筋がモーグルコースの岩です。

 

【肩の小屋】

それでは肩の小屋周辺の様子をお伝えします。

 

昨年の肩の小屋周辺
2008ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.4(2008/06/07〜08) B

今週の肩の小屋周辺
昨年よりも一週間早い状況

肩の小屋から右方向(東方向)に伸びる岩場やハイマツ帯の状態は、昨年よりも一週間ほど遅い雪解け状況を見せるものの、それ以外の部分については昨年よりも一週間早い状況です。

 

先週の肩の小屋周辺
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.3(2009/05/30〜31) B

今週の肩の小屋周辺
50センチ程度の雪解け

肩の小屋周辺の先週からの雪解けは50センチ程度です。

 

南側の雪原 − 昨年よりも早い雪解け

肩の小屋の南側の雪原は昨年よりも早い雪解けの推移を見せ、おそらく来週辺りはかなり雪解けが進んでいることと考えられます。肩の小屋周辺は他のエリアと異なり、全体的に昨年よりも早い雪解けの推移を見せています。 Next

 

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