ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.6(2009/06/19〜20) F

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(Update:2008/06/25)

 

【6月20日(土)、秋のような青空の中で...】

紺碧の青空

春スキーバスが到着した大雪渓周辺は、少しばかりひんやりとした空気に包まれ、透明感が広がって空本来の青さが際立つコントラストの強い光景が映し出されています。

 

稜線に向けて − 笑みがこぼれます

梅雨とは思えない光景に、稜線に向かうスキーヤー・ボーダーの方々も笑みがこぼれます。

 

この天候との再会は梅雨明け後かもしれません

梅雨の初めの頃にこんな天候に恵まれることは時としてあって、おそらく今日を逃してしまうと、あとは梅雨明けしないとこんな青空に巡り会うことはできないかもしれません。

 

ホタルが光り始めると、ノリクラのシーズンも終りにします

こちらの方は冬のシーズンツアーコースを足しげく通われたスキーヤー。そろそろシーズン終わりの時期を締めくくりたいと先々週お越しになりましたが、状況が良くなかったため、今日は再度リベンジとのこと。「私のスキーは自宅周辺でホタルが光り始めたら終りにするんですよ。」と、教えてくださいました。今日のような絶好の天候でのスキーを楽しむことができれば、よい思い出のまま来シーズンへとつなげて行くことができるかもしれませんね。

これからシーズンインされるスキーヤーの方もいらっしゃれば、そろそろシーズンが終わるという方もいらっしゃいます。その移り変わりも季節の変化といえるでしょう。

 

夏の大雪渓はトレーニングがメイン − それでもこの光景は必ず印象に残るもの

夏の大雪渓はこれからアルペンレーシングを始め、モーグラー・基礎スキーのキャンプなど、様々なジャンルの方が訪れるようになります。単純にスキーや風景を楽しむばかりでなく、トレーニングを主軸にノリクラにお越しになる方が多いかと思いますが、それでもやはりこの光景は訪れた方々それぞれの心の底に伝わって行くものだと思います。

 

こんな光景に溶け込むことができれば、最高のノリクラを過ごすことができるでしょう。

 

【昨年の今ごろは?】

2008ノリクラ雪渓カレンダーVol.6(2008/06/21〜22)

この頃から梅雨らしい天候を見せる週末となってきました。それでも21日(土)は日中に関しては時折訪れるにわか雨以外は終始曇り空。しかし、夕方には激しいスコールが降り、不安定な天候をみせます。そして、翌日の22日(日)も10時30分ごろまではまとまった雨脚を見せたものの、その後は晴れ間も見えるようになり、大雪渓付近からは綺麗な雲海が広がる光景を楽しむことができました。
バーンコンディションは雨水が再氷結してできるたけのこ状の突起が気になるようになり、それまでの滑り易い状況から変化を始めています。

 

<編集後記>

いつも週末の情報をお届けいたしますが、今回は乗鞍天空マラソン開催の都合から、一日前倒しして取材を行いました。この二日間に関しては全く雨の心配のない状況だったものの、21日(日)は、ちょうど大会が実施された午前中を中心にまとまった雨となってしまいました。雪渓の雪解けは少ない状況を見せていて、昨年よりも多い積雪量となっています。ただ、これも今後の降雨で雪解けのペースが早くなってくることが想像され、このまま、積雪量が多い状態で推移するかどうか判断できないと考えられます。

毎週、ノリクラの情報を提供しておりますが、はっきりと掲載していない情報があります。それは初めて大雪渓にお越しになる方がどのような装備を整えていったらよいか?
装備品のリストを掲載すればよいことかもしれません。しかし、夏スキーシーズンが本格的に始まる前に、絶対に必要と思われるものはお伝えすることはあっても、後はノリクラ雪渓カレンダーに登場する方々の様子などをご覧いただき、必要なものを想像しながら整えることが重要と考えています。
それは、自然を感じ取る能力を養うことこそが、色々な場面での対応能力がついて行くからだと思うのです。

今年も初めてノリクラに夏スキーにお越しになる方もいらっしゃるかと思います。雨降りの中、スキーを担いで登って滑るという光景を前提に何が必要か想像してみてください。

 

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